胃腸の不調に悩まされていませんか？
「胃もたれする」
「たまに吐き気もする」
「口臭が気になる」
こんな症状は東洋医学から見れば脾胃湿熱という状態です。
今回のブログを見れば脾胃湿熱になる原因と予防法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
脾胃湿熱とは
顔に皮脂が浮きやすく鼻がテカりやすい人は消化器系が弱っていることが多く、他にも鼻の毛穴が目立ったり鼻や口周りにニキビができやすかったりします。
普段から脂質が多かったりアルコールの飲み過ぎがあると消化器系が弱ります。
東洋医学では、食べ過ぎや飲みすぎが原因の消化器系の弱りを脾胃湿熱（ひいしつねつ）と表現します。
脾胃とは主に胃と膵臓から十二小腸での消化吸収を指しており、脾胃湿熱になりやすいのは体力があって食べ過ぎる人に多く見られます。
消化器系に熱がこもった状態なので脱水気味となり、口臭が出やすくなり口の中が粘りやすくなります。
身体の不調の多くは機能低下ですが、脾胃湿熱は機能亢進を起こしている状態です。
なりやすい人とは
脾胃湿熱になりやすい人は普段から水分代謝が悪く、水分不足や運動不足によって身体が浮腫んでいます。
また、普段から胃腸障害も起こしやすいので口内炎も起こりやすく、人によっては腹痛や下痢も頻発します。
多くの場合で暴飲暴食に加えて早食いなどの傾向があり、食事やお酒などで身体を冷やしている傾向にあります。
脾胃湿熱から脱水状態になっていると、吐き気はありますが実際には吐けない事が多くあります。
また、暑く感じるからとアイスや冷たい飲み物を好む傾向にあり、症状は慢性化しやすいのも特徴の一つです。
ですが体力があるので、多少の身体のダルさを感じていても普段通りの食事を続けてしまうのも問題となります。
脾胃湿熱を解消するには
脾胃湿熱は冷やされると悪化するので、普段から冷たい飲み物や食べ物は避けて温めるのが基本です。
また、胃腸は空腹の時間が長いほどに回復するので、食事の間を長くしてお酒や油物を減らすのも効果的です。
基本的には胃腸をいたわる生活を心がけておけば脾胃湿熱は解消されるので、まずは普段の食生活を見直しましょう。
食べ過ぎや早食いの傾向がある人は噛むことを意識するのが大切で、噛む習慣がつくほどに身体は浮腫みにくくなります。
意識しても早食いになる人は野菜を増やす事が効果的で、歯ごたえのある根菜類などを増やすと自然と噛む回数を増やせます。
また、温かい食事は早食いをしづらいので、スープやみそ汁などを加えると脾胃湿熱は起こりにくくなります。
まとめ
脾胃湿熱は食べ過ぎによる胃腸の機能亢進です。
普段から冷たい物を欲しがり、食べ過ぎや早食いの傾向があります。
大切なのはゆっくりと噛んで食べて腹八分目にする事です。
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