指先が冷えて痛んだことはありますか?
「指がいつも冷えている」
「冷えるとジンジンする」
「夏でも冷える」
こんな人は肝臓の機能が低下しているかもしれません。
今回のブログを見れば指先が冷えて痛む原因とツボを使った対処法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
手の冷えと痛み
血行障害が起こっている指では冷えや痺れを感じやすく、寒い所に行くとすぐに指先が冷えてしまいます。
このような症状が重度の場合にはバージャー病も疑われ、血管での炎症が原因の場合もあります。
ですが多くの場合では単に血流が悪い事が多く、その原因は内臓の機能低下による事が多いのです。
血流が悪い場合には血管が硬くなっている場合や、血糖値や中性脂肪などが高い問題も考えられます。
東洋医学では肝の機能低下を疑い、身体の本来の血液を流す力を高める事が重要と考えています。
特に女性は血液を流す力が弱りやすく、人によっては氷の様に冷たくなっている場合もあります。
肝の機能
東洋医学では肝の役割を疏泄(そせつ)と蔵血(ぞうけつ)の二つに大別します。
疏泄とは精神機能や臓腑の活動をのびやかに保つことで、イライラするなどの精神面にも影響すると考えています。
もう一つの蔵血が栄養を貯蔵する作用と、必要に応じて血液量の調節も行っているという事です。
指先に十分な血液が行きわたらないのは肝の弱りであり、肝が弱る事で心臓の機能も低下している可能性があるからです。
肝が弱り指先が冷えている人は顔色が青白くて筋肉が少なく、髪や皮膚にハリがないのが特徴です。
また女性では生理の時に症状が酷くなる場合もありますが、そんな時は肝のツボを刺激して機能を高める事が大切です。
肋骨マッサージ
肝の機能が弱ってくると血流が悪くなるので、指先が冷えて痛みやすくなります。
そんな時に行いたいのが、肝の異常が現れやすい募穴と呼ばれるツボのマッサージです。
肝の募穴は期門(きもん)となり、期門がある肋骨の下側にあるので指で擦りましょう
外側から内側に向けて軽めに擦りますが、肝が弱っている人は少し痛みを感じます。
温まってくるまで10~20回ほど擦ると肝の機能が高まり指先まで血液が届きます。
冷え性で悩んでいる人には効果的なツボとなるので、普段から冷えやすい人は朝昼晩と行いましょう。
まとめ
指先が冷えて痛むのは血流が悪いからです。
指先まで血液が届かないのは東洋医学から見れば肝の機能低下です。
そんな肝の機能を高めるのに効果的なのは期門を刺激するマッサージになります。