東洋医学から見ためまいの原因と対処法

めまいを感じたことはありますか?

「身体がフワフワする」

「視界がグルグルと回る」

「急にクラっと来た」

めまいにはいくつかの種類があります。

今回はフワフワめまいとグルグルめまいの原因と対処法について解説します。

当院は東洋医学の理論に基づいてめまいの解消法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。

めまいとは

脳にある脳幹や小脳の働きの一つに平衡感覚があり、脳幹や小脳への血流が低下するだけでもフワフワした動揺性めまいが起こる事があります。

血流が低下する原因には加齢による動脈硬化を始め、高血圧や高血糖などの生活習慣病が隠れている場合もあります。

東洋医学ではめまいの原因はいくつかあると考えており、フワフワする同様性めまいは血滞(けったい)によるものと考えています。

耳の中の平衡感覚を感じる三半規管はリンパ液で満たされており、リンパ液の流れが悪くなるとグルグルとした回転性めまいが起こります。

回転性めまいは突然に起こることが多く、めまい以外にも吐き気や耳鳴り、耳が詰まった感じなどの症状を伴うことがあります。

こういったリンパの流れが原因となるものは東洋医学では水滞(すいたい)に分類し、普段から胃腸が弱い人に多いと考えています。

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平衡感覚とは

平衡感覚とバランス感覚は同じ意味で、身体の傾きを感知して修正する能力となり加齢に伴い低下する能力の一つです。

身体のバランスを保つためには目から入ってくる情報や、重力や加速などを感知した耳からの情報に対して自分の身体がどのように動いているかを感知する足の裏の感覚の3つが必要です。

眼と耳の情報に足裏の感覚を合わせるのは小脳が行っており、このうちのどれか一つでも調子が悪くなれば転倒のリスクが高まります

重力や加速を感知する耳の前庭の働きは加齢により徐々に低下し、さらに老眼や老人性白内障などによって視覚からの感覚も衰えます。

平衡感覚が低下すると特に疾患が無くても、めまいを起こしやすくなるので加齢に伴いめまいは増えることになります

大切なのは身体の機能が低下しないように身体の巡りを高める事になります。

東洋医学の対処法

東洋医学から見ればめまいの原因はフワフワする動揺性めまいなら血滞(けったい)で、グルグルする回転性めまいなら水滞になります。

いずれにしても問題となるのは身体の巡りが悪いことで、血液やリンパの巡りを高める事がめまいの解消につながります

基本的には下半身を動かすことが身体の巡りを高める事に役立つので、普段から下半身に刺激を入れることが大切です。

血滞でも水滞でも大切になるのがウォーキングで、水分補給を行いながら1日に30分は歩くことが大切になります。

また、加齢に伴いめまいが増えてきた人は片足立ちが大切で、脳幹や小脳の機能低下に対するバランス訓練としても推奨されています

片足立ちは50代なら30秒以上で、60代なら20秒以上が目標となるので普段から転倒に気をつけながら行っておくと効果的です。

まとめ

めまいの原因は血滞と水滞になります。

加齢に伴いめまいが増えるのは血流が悪くなり脳や耳の機能が衰えるからです。

普段から水分補給やウォーキング、片足立ちなどを行って平衡感覚を高めるとめまいは解消されやすくなります。

⇒巡りを高めてめまいを解消!大阪市北区で東洋医学の整体が受けられます

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