「微熱が続いている」
「なかなか治らない」
「風邪なのか??」
そんなお悩みを抱えている人にこのブログはお勧めです。
ウィルスなどによる風邪は割と短期間で治りますが、微熱が長く続いている場合は基本的に体質の問題です。
今回は微熱が出やすい東洋医学から見た体質と対処法について書いています。
微熱を起こしやすいのは
微熱が起こる原因はウィルスなどによる風邪を除けば水分不足と炎症です。
東洋医学では水分不足を水虚(すいきょ)または陰虚(いんきょ)と呼び、炎症が起こったり老廃物が溜まったりしている状態を水滞(すいたい)または痰湿(たんしつ)としています。
基本的に疲労が溜まっている状態は水分不足で老廃物が溜まって水虚や水滞となり、水虚や水滞になりやすい人は疲れやすく浮腫みやすいのが特徴です。
発熱しやすい人は水虚や水滞の体質で、水分の巡りをコントロールする胃弱の人が多くなります。
また、炎症が起こりやすい人は肺の機能が低い傾向にあり、微熱と同時に喉を傷めやすくなります。
特に水滞を起こしやすい人は痰や鼻水が出やすく喉が渇きやすい傾向にあります。
水虚や水滞の原因
水虚の原因は単純に水分の摂取量が不足している場合と、睡眠不足や過労などが続いている場合があります。
対して、水滞の場合は砂糖の摂り過ぎや運動不足などが原因となり、普段から頭は火照るのに足元は冷えやすい冷えのぼせの傾向があります。
水滞の人は梅雨時や湿気の多い日に微熱が出やすく、冷たい飲み物で身体を冷やしていると微熱や浮腫みが出やすくなります。
身体が浮腫んでいる時は胃が不調になりやすく、人によっては吐き気や下痢を伴いやすくなります。
子供の時から吐きやすかったり下痢をしやすい人の多くは胃弱の体質で水滞になりやすいのです。
弱った胃を元気にする
水滞や水虚の解消に必要なのが弱った胃を元気にすることです。
弱った胃の機能を高めるのに必要なのは胃を温める事と老廃物の排泄を促すことです。
そのため胃の機能を高めるのには白湯を飲んで、胃を温めて尿をどんどん出すことが効果的になります。
微熱が出る現象は胃を温めようとしている身体の反応なので、白湯を飲んで内側から身体を温めると微熱は収まりやすくなります。
また、胃を元気にする食材もお勧めで、胃を元気にする食材にはイモ類や豆類にカボチャや米などがあります。
特に梅雨時に胃の不調が出やすい人は豆ご飯などがお勧めです。
まとめ
胃弱の人ほど発熱しやすい傾向にあります。
東洋医学の水滞は梅雨など湿度の高い時期に起こりやすいのが特徴です。
白湯などで胃を温める事で水滞を解消して発熱しにくくなります。