「春になって身体がだるい」
「なんだか意欲が出ない」
「軽くめまいや耳鳴りがする」
春になってこんな症状に悩んでいませんか?
これらは東洋医学では気滞と呼ばれる症状です。
こちらでは東洋医学の気滞の原因と対処法について書いています。
気滞(きたい)とは
気滞とは頭部に熱がこもっている状態で、熱の放散がうまく行えていない状態でイライラしたりめまいや耳鳴りに襲われたりします。
冬の間は身体が熱を逃さないように身体を調節していたので、普段から外出や運動が少ない人ほど春先に気滞の症状が出やすくなります。
春は外気温が上がるのにつれて体温も上がりますが、急に温かくなっても身体が十分に熱の放散を行えないのです。
すると身体には過剰な熱がこもり、こもった熱はどんどんと上昇して頭部に溜まっていくのです。
身体では何が起こっているのか?
身体が温まれば代謝が上がって元気になりそうですが良い事ばかりではありません。
過剰な熱がこもれば代謝が抑えられ、体温が上がって血圧が下がる分だけ意欲が湧かなくなり倦怠感も強くなります。
身体は何とかしようと交感神経を刺激しますが、思うように熱の放散が行えないのでイライラしたり耳鳴りが起こったりするのです。
また熱がこもることで身体の水分が消費され、身体が水分不足になっているから余計に熱を発散できない悪循環に陥っています。
若い時は身体の保水力があり体温の調節機能が高いですが、加齢とともに保水力も体温の調節機能も低下するので高齢になるほど春は苦手になります。
春にやっておきたい事
第一にやっておきたい事は汗を流して身体の熱を冷ますことです。
そのため、どんどん外出したり運動したりして身体を春の気温に慣らしていきましょう。
加えて身体は知らないうちに水分不足に陥りやすいので、冬の時期よりも多く水分補給を行いましょう。
水分補給を行うから汗もかきやすくなり好循環が生まれます。
基本的に屋内にいる時間が長い人ほど春に体調を崩しやすいので、天気の良い日は外出するようにしましょう。
まとめ
春は頭に熱がこもって気滞になりやすい季節です。
体温の調節機能が低下する高齢の人ほど春は倦怠感やうつ症状が出やすくなります。
解消のためには外に出て汗をかき水分補給をしっかりとすることです。
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