「胃腸の調子が悪い」
「なのに病院では異常が見つからない」
「薬が効いている気がしない」
こんな悩みを抱えていませんか?
異常が見つからない胃の不調は機能性ディスペプシアと呼ばれます。
こちらでは、現代医学では異常が見つからない機能性ディスペプシアの東洋医学から見た対処法について書いています。
機能性ディスペプシアとは
機能性ディスペプシアは病院の検査では異常が見つからず、原因不明の胃痛や胃もたれが続く状態です。
病院からは胃酸の分泌を抑制したり、胃の運動を促したりする薬が処方されます。
ですが、多くの場合でスッキリとは解消されないのが現状です。
そもそも問題点がハッキリとしない状況で効果的な薬を処方するのは難しく、見当違いの投薬では副作用に苦しむだけになるのです。
だから大切なのは日々の生活から問題点を見つけ出して、問題の解決に取り組むことなのです。
東洋医学から見た機能性ディスペプシア
東洋医学では胃など内臓の機能低下は気血の不足を疑います。
血は血管の中を流れて人体の各臓腑や器官に栄養を届けます。
この血管を通して栄養を与える作用が濡養(なんよう)または滋潤(じじゅん)作用と呼ばれます。
血のもつ濡養(栄養と滋潤)作用が不足すると内臓の機能が低下し、機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群のような原因がハッキリしない症状が現れやすくなるのです。
東洋医学では原因がハッキリしない症状は血液の栄養が不足しているか、血液の巡りが十分でないと考えます。
どんな対処があるか
機能性ディスペプシアなら胃もたれや腹痛に加えて貧血のような症状が現れ、顔色が悪くふらついたり、唇が荒れて筋肉がつりやすかったりします。
貧血とは違って検査に異常が現れるとは限りませんが、多彩な症状を招くので注意が必要なのです。
そんな時には栄養をとることも重要ですが、胃を休ませることも重要です。
多くの人は弱っている胃にさらに食べ物を入れますが、普段から食べ過ぎが疑われる人は少し断食をするのも有効です。
少し食べて胃もたれする人は、運動をしてエネルギーを消費することも血の濡養作用を高めるのに大切です。
基本的な対処としては摂取量と消費量のバランスをとることで、過剰なら控えて不足なら補う事が必要なのです。
大切なのは症状を緩和する事だけでなく、日々の生活を見直すことにあるのです。
まとめ
機能性ディスペプシアに投薬は副作用の危険があります。
東洋医学から見れば機能性ディスペプシアの原因は血の不足か巡りが不十分なために起こります。
大切なのは食事の摂取量と消費量のバランスをとることです。
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