「動悸や息切れが頻繁に起こり、不安を感じる。」
「血圧の変動やめまいが続いている。」
「自律神経の乱れから精神的な不安やうつ症状を引き起こすことがある。」
こんな悩みを抱えていませんか?
これらの症状は甲状腺の問題から起こることがあります。
こちらでは甲状腺が原因で起こる症状と対処法について書いています。
甲状腺とは
甲状腺ホルモンは新陳代謝を促進し、脈拍数や体温を一定に保つ自律神経などの働きを調節します。
そんな甲状腺ホルモンが分泌過剰な状態ではイライラや動悸、暑がりなどの症状が現れます。
対して、分泌が不足すると気力の衰えや便秘、寒がりなどの症状が現れます。
一般的には不定愁訴や自律神経の乱れと言われますが、甲状腺のホルモンバランスの乱れといえるのです。
甲状腺ホルモンは大人の脳の働きも維持しており、女性においては甲状腺ホルモンの異常は不妊や流産、早産を引き起こす場合もあります。
そんな甲状腺ホルモンが不足していると、脳から甲状腺を刺激するホルモンが分泌されて甲状腺が腫れてしまいます。
ヨウ素が問題なのか?
甲状腺腫の原因は色々とありますが、ヨウ素の摂り過ぎは甲状腺腫の問題とされ昆布だしの食事は容易に推奨量を超えるとされています。
ですが、世界から見れば日本の甲状腺腫が悪化した甲状腺癌の発生率は低いのが現状です。
そのため昆布だしが甲状腺腫の原因というのは疑問が残ります。
血漿中のヨウ素は90%以上が尿で排泄されるので、欧米の基準であるヨウ素摂取量の約 1. 5 mg/日に達していても甲状腺機能低下や甲状腺腫の発生はほとんど認められていません。
そのため、ヨウ素の摂取量だけでなく排泄量にも注目する必要がありそうです。
注目したいのはヨウ素の吸収を阻害したり排泄したりする食材で、キャベツやトウモロコシ、サツマイモ、大豆などがあります。
これらの食材には甲状腺へのヨウ素の蓄積を阻害し、ヨウ素を排泄する効果があるのです。
昆布だしの味噌汁で甲状腺腫になる心配は少ないとのことです。
そのため、下手にヨウ素を減らすよりも相性を考えた食事が大切なのです。
健康な人ならヨウ素が少し過剰になっても排泄されるとの事なので、きちんと水分を取っておくことが大切なのです。
東洋医学から見た甲状腺
東洋医学では三焦(さんしょう)と呼ばれる部分が甲状腺に当たり、婦人科疾患やホルモンバランスなどに影響するとされています。
東洋医学では特に水分代謝を司るとしており、不調のメインの原因というより側面的な原因になりやすいとされます。
見事に三焦は自律神経の働きに似ています。
水分代謝を司る部分で大事なのは水分の補給と、老廃物の排泄です。
だから三焦を健康に保ち甲状腺腫を防ぐポイントもこまめな水分補給といえるのです。
まとめ
甲状腺は新陳代謝や自律神経などを調節する重要な臓器です。
ヨウ素の摂り過ぎは甲状腺腫の原因とされますが、問題となるのは排泄量かもしれません。
そのため、ヨウ素の吸収を阻害するキャベツや大豆などを同時に摂ったり水分を補給していればヨウ素が過剰になる心配は少ないと言えるのです。
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