「心拍数が乱れ、動悸や息切れが起こることがある。」
「外出が難しくなり、出るのがおっくうになった。」
「自分の身体の変化が受け入れられず不安になる」
こんな悩みを抱えていませんか?
これらの症状は自律神経失調症で起こります。
こちらでは自律神経失調症が起こる原因と対処法について書いています。
自律神経とは
自律神経が乱れた状態を自律神経失調症と呼び、自律神経のバランスが乱れることでさまざまな不調が現れます。
その中でも心臓に分布している自律神経に異常が生じ、心臓を中心に不調が現れれば心臓神経症と言います。
心臓神経症も自律神経失調症の一つで、心臓疾患に似た症状は出ますが心臓に異常はありません。
そのため、動悸や胸痛などがあっても病院の検査では異常が見つからないのです。
異常が見つからないからといって放っておくと、徐々に心臓が弱りだし心不全へと悪化することがあるのです。
心不全になる
自律神経失調症の多くは副交感神経の働きが低下して交感神経が優位になることで起こり、その状態が続くと心不全となります。
心不全まで悪化すると心拍数が増加するので、わずかな活動でも動悸を感じて息切れしやすくなります。
この状態になるとヒートショックなどのリスクも高まり、12~2月の時期は特に注意が必要となります。
ヒートショックとは気温の変化によって血圧が上下することで、心臓や脳で梗塞が起こる疾患です。
特に12月は心不全で亡くなる人が多く、ヒートショックが原因と見られるものが多くあります。
ヒートショックを防ぐには
ヒートショックの原因となるのは室内の寒暖差による血圧の乱高下です。
ですが若い人には起こりにくいのが特徴で、血管の柔軟性があれば同じ条件でもヒートショックは起こりません。
問題となるのは、普段から自律神経が乱れていて血管の柔軟性が失われている事です。
予防のために大切なのは普段から外気に触れておくことです。
ヒートショックを起こしやすい人は普段から室内にいる時間が長く外気に触れている時間が短いのが特徴です。
そんな生活を続けているから自律神経が乱れて心臓が弱ると言えます。
だから寒い時期ほど外に出て身体を寒さに慣らす時間が必要なのです。
大切なのは朝のウォーキングで、30分くらいで十分なので身体が温まるくらいの速度で歩きましょう。
寒さに負けずに身体を温めることで血管は柔軟性を取り戻しやすくなります。
まとめ
自律神経の乱れは心不全の原因となる。
心不全の人はヒートショックのリスクが高く突然死を起こす。
普段から外気に触れながらウォーキングすることが自律神経を整えて突然死の予防となる。
⇒大阪市北区で心不全を未然に防ぐ。心臓へのやさしいアプローチ