「長期の入院で筋力が落ちた」
「歩くだけでもよろよろする」
「こんなに弱っても筋力は戻るんだろうか？」
そんな悩みを抱えていませんか？
サルコペニアはきちんと対処すれば解消される疾患です。
こちらでは、サルコペニアの原因と対処法について書いています。
サルコペニアの原因
サルコペニアとは筋肉量の減少により生活に支障をきたした状態です。
人間の筋肉量は40歳を境にして徐々に減少し、60歳を超えた辺りから必要な筋肉量が不足しだした状態と言われています。
主な原因にはタンパク質の摂取不足と運動量の減少が考えられていますが、最も原因となるのは作られる筋肉よりも分解される筋肉の方が多くなることです。
筋肉の分解が早まる原因として注目されているのがビタミンＤの不足です。
ビタミンDは筋肉の萎縮を抑制し、必要な筋肉量を維持するのに役立ちます。
太陽の光を浴びよう
最近では魚類やキノコ類からビタミンDを摂取することが推奨されていますが、ビタミンDは太陽の光を浴びれば身体の中で合成されます。
そのため、体内のビタミンDを増やすには定期的に太陽の光を浴びることが重要なのです。
太陽の光に含まれる紫外線の量は季節や場所、時間帯によって変動します。
目安として1日に必要な日光に当たる時間は夏であれば15〜30分程度と言われます。
ただし、夏であれば紫外線のダメージが大きいので正午を避けて早朝や夕方などを選びましょう。
冬なら45～60分ほど浴びるのを目標にして、可能なら正午ごろに外に出るようにしましょう。
日照時間が短い時期は、晴れた日に積極的に外に出て太陽の光を浴びましょう。
顔と両手だけでなく、両腕、足などの部分にも太陽光を当てて照射面積を増やすのも効果的です。
まとめ
サルコペニアの原因となるビタミンDの不足は食事だけでは補えません。
そもそも太陽から作られるビタミンDを食事だけで補うのは不自然です。
だからこそ、食事だけでなく日光浴も意識して過ごしましょう。