「同年代の人が心不全で亡くなった」
「自分も心不全で入院になった」
「薬の副作用で余計にしんどい」
こんな悩みを抱えていませんか?
心不全による入院が増えるのは12月と3月です。
こちらでは心不全が増える原因んと東洋医学から見た対処法について書いています。
3月に起こりやすい心不全の原因
冬から春にかけて気温が上昇すると血管が拡張し、血圧が下がりやすくなりと立ちくらみやめまいが起こります。
普通なら血圧が低いのは良いことと思われますが、血圧が低くなると脳の隅々まで血液が巡らないので貧血を起こすのです。
普段から運動不足で動脈硬化が起こっている人は、春先の急な低血圧で余計に辛くなります。
そして3月に気をつけたいのが自律神経の乱れです。
3月は温かくなっても寒の戻りがあり、気温や気圧が乱高下することで自律神経の負担が大きくなります。
自律神経は負担が増えると乱れやすくなり、自律神経の乱れは心臓に大きな負担となり心不全の原因となるのです。
ただでさえ冬の寒さで心臓は弱っているので、自律神経の乱れによって心臓に負担をかけると心不全を起こすリスクが高まります。
東洋医学から見た3月の変化
東洋医学では春は肝(かん)の働きが高まると考えています。
肝はエネルギーを生み出し身体を活動的にしますが、肝が働きすぎると血(けつ)の不足が生じます。
東洋医学の血とは食材から得られるエネルギーであり、心身を安定させる身体で作るタンパク質などでもあります。
肝が働いて血が不足すると、血を最も必要とする心(しん)の働きも弱まります。
東洋医学では心は心臓だけでなく精神の働きも司るので、春は心の弱りから心不全だけでなく不眠や不安感などの症状も現れると考えます。
特に心臓のポンプ作用が低下すると、体が冷えて血行障害が起こり心不全の症状は悪化します。
春先に急に息苦しくなったり胸痛が起こったりする時は心臓が弱っていることが多いので
す。
3月にしておきたいスマート筋トレ
心不全を起こす人の特徴は首から肋骨の筋肉の緊張なので、心不全の予防のためには筋肉を緩めましょう。
筋肉が硬いままだと心臓の負担が大きく胸痛や息苦しさを感じやすくなります。
ですが、首や肋骨の筋肉は弱いので強くストレッチしたり揉んだりしてはいけません。
首と肋骨の筋肉は軽い刺激を入れたほうが無理なく緩みます。
やり方)
- 背筋を伸ばして首をゆっくりと左右に10回ずつ回す
- 身体を大きく左右に10回ずつ回す
この際に大きく回すのがポイントですが、痛みが出る人は無理をする必要はありません。
無理のない範囲で動かし、深呼吸を合わせてください。
大切なのは筋肉を緩めて深呼吸をすることで自律神経を整えることです。
まとめ
3月は寒暖差と気圧の変化で自律神経が乱れ心臓の負担が大きくなる季節です。
冬の間に運動不足だった高齢の方は心臓が弱っています。
そんな人が3月に心不全を予防するには、首から肋骨の筋肉を緩めて自律神経を整えることが大切です。