「冬の寒さが辛い」
「体温が低くて冷え性なのを改善したい」
「すぐに風邪を引く体質を変えたい」
そんな悩みを抱えていませんか?
体温が低いと冬の寒さに弱く風邪を引きやすくなります。
こちらでは、冬の寒さに負けない身体を作るための方法について書いています。
冬の寒さに負けるのは
冬の寒さに負けるのは東洋医学から見ると気虚の状態で、代謝が低いために起こります。
代謝は大きく分けて基礎代謝と新陳代謝の2種類があります。
基礎代謝とは、
- 呼吸をする
- 心臓を動かす
- 体温を維持する
などの生命維持に必要なエネルギーを指します。
基礎代謝はエネルギー消費の60~70%に相当し、基礎代謝が上がれば体温も上がります。
対して新陳代謝とは古い細胞を新しい細胞に生まれ変わらせるのに必要なエネルギーです。
基礎代謝の中で最も大きな熱を生む栄養は脂質であり、脂質を最も利用できるのが65%の筋力を利用した有酸素運動と言われます。
そして下半身の筋肉は60~70%なので、下半身に力が入る階段の運動などは脂質を利用しやすいと言えるのです。
成長ホルモンの代表的な働きの一つに脂肪の燃焼を促進する作用があり、成長ホルモンの分泌を促すには適度な運動が必要となります。
気虚を解消するには成長ホルモンの分泌を促すためにも下半身の運動が必要なのです。
代謝を高める咀嚼の重要性
ゆっくりとよく噛んで食べると、早食いの2倍のエネルギー消費が起こります。
咀嚼を行うと唾液の分泌量が増え唾液に含まれるパロチンという成長ホルモンの分泌が増え、パロチンの作用によって脂質を利用した代謝が促進されるのです。
普段からよく噛むことも大切ですが、パロチンを分泌する耳下腺をマッサージするのも有効です。
やり方)
- 耳の前後に指を当てて上下に擦る
- 耳たぶを引っ張って回す
この耳下腺周りのリンパが詰まっている人は擦ると痛みを感じます。
痛すぎるときは優しく擦り、唾が出てくるまで20回ほど刺激しましょう。
代謝を高める食事
代謝を高めるのに必要なのはタンパク質で、タンパク質を多く含む食品には肉や魚・卵・大豆製品などが挙げられます。
その中でも卵と大豆食品は成長ホルモンの原料となるアルギニンを多く含みます。
アルギニンを意識してとれば脂質の利用率が高まるので、より効果的に代謝を高められます。
タンパク質をプロテインやサプリメントでとるのは効率的ですが、咀嚼が少なくなるために代謝を高める効果は小さくなります。
そのため可能ならタンパク質を意識した食事をとることをお勧めします。
冬であれば湯豆腐や豆乳を使った鍋料理などが効果的です。
まとめ
冬の寒さに負けるのは代謝が低いからです。
代謝を高めるには脂質の利用を高めるのが必要で、脂質の利用を高めるには成長ホルモンの分泌を促すのが有効です。
そのため、冬には階段の昇降をしたり成長ホルモンの分泌を促す大豆食品や卵を食べたりするのがお勧めです。