少し食べるとお腹がいっぱいになる。
お菓子などを食べると肌が荒れる。
痩せすぎだと周りから心配される。
こんなお悩みを抱える人は結構います。
こちらでは、思うように食べられず太れない機能性ディスペプシアの原因と解消法について書いています。
機能性ディスペプシアとは
機能性ディスペプシア(FD)は最近になって作られた疾患名で、慢性胃炎や神経性胃炎が疑われるけど胃炎が見つからないというときに使われます。
機能性ディスペプシアは胃下垂のように食後に生じる胃もたれなどの症状も含み、食欲がなく痩せてしまう人が目立ちます。
「空腹や満腹を問わずに胃痛が起こる」
「食前や食後に吐き気が起こる」
「胃もたれするから常に食事は少なめで痩せてきた」
機能性ディスペプシアという名前がつけられても、症状は人によって様々です。
胃の機能が低下しているのは確かですが、胃の機能が低下している原因は人によって違います。
自律神経の影響が大きいと考えられているので、自律神経を安定させる瞑想なども注目されています。
基本的に機能性ディスペプシアになる人は腹部が緊張しており、押すと痛むのが特徴です。
消化吸収率が高い食べ物
食べられない人におすすめなのは消化や吸収が簡単な飲み物です。
例えば、コーラや缶コーヒーなどに含まれる液体の糖質は最も早く吸収されます。
とは言っても、コーラや缶コーヒーばかりを飲んでいては身体に毒です。
そこで、おすすめとなるのが100%の果物ジュースです。
果物ジュースは糖質だけでなくビタミンも含むので、コーラや缶コーヒーなどに比べて健康的です。
また、100%の果物ジュースは食物繊維が少ないので身体に吸収されやすくなっています。
だから普段から食事の量をとれない人は、こまめに果物ジュースを飲むのが安全で手っ取り早い方法だと言えます。
健康で炭水化物を大量に食べられる人は問題ありませんが、機能性ディスペプシアで量を食べられない人はご飯やパンなどを食べても太れないのは消化が大変だからです。
だから液体の果物ジュースをこまめに口にするのは効果的です。
身体がエネルギー不足になると、胃腸は萎縮して消化吸収力が低下します。
ラットの実験では、エネルギー不足に陥ったラットはエネルギー量の多い脂質を好んで食べることが知られています。
そのため、機能性ディスペプシアによって胃腸が弱った際には脂質が多い食事が有効です。
ただし、消化力は低下しているので、脂質を分解するリパーゼが多い食品を選びましょう。
リパーゼと脂質が多い食品には、チーズやアボカドがあります。
また、大根やトマトなどはリパーゼを多く含むので肉類と合わせることで効率的に脂質を吸収することが可能です。
胃腸の機能を高めるスマート筋トレ
胃腸の働きを高めるにはお腹周りの筋肉を緩めるのが効果的です。
腹筋は硬い方が良さそうに思えますが、筋肉は力を入れたら硬くて緩めたら柔らかい状態が理想です。
スタイルが良い人ほど、脱力したら腹部は柔らかいものです。
やり方)
腹部の筋肉を緩ませます。
- 両足を肩幅に開いて立つ
- お腹に手を当てる
- お腹を時計回りに擦る
- 擦るのに合わせて背中を反らしてお腹を伸ばす
お腹の筋肉を伸ばします。
- 身体の前で両腕を交差する
- 息を吸いながら大きく手を広げて胸とお腹を伸ばす
- 息を吐きながら腕を戻す
みぞおちに刺激を入れます。
- 両腕をバンザイして合掌する
- 合掌したまま頭の後ろに降ろす
- みぞおちが伸びているのを感じながら繰り返す
腹部の筋肉が緩むことで胃腸の機能は高まります。
まとめ
機能性ディスペプシアは胃の機能が低下しています。
胃の機能が低下して栄養不足が続くと、痩せるだけでなく胃腸がどんどんと弱っていきます。
弱った胃腸を元気にするには100%の果物ジュースなど液体で栄養を補って、スマート筋トレで胃腸の機能を高めることが根本的な解決につながります。