膝が痛くなってきたけど運動不足だろうか?
ウォーキングをしているけど、まだ筋力不足なのだろうか?
体重の影響なんだろうか?
膝痛は多くの人が経験する痛みの一つです。
特に50歳を過ぎると膝痛は起こりやすくなります。
今回は、そんな加齢とともに起こりやすくなる膝痛を解消するスマート筋トレについて解説します。
膝痛の誤解
膝が痛む原因は膝にはありません。
膝に過度な負担がかかることで痛みが起こるのです。
とは言っても、単純に体重が重いというだけでも膝痛は起こりません。
体重が膝痛の決め手になるのであれば、太っている人は全員が膝痛を起こして痩せている人には起こらないことになります。
ですが、実際には痩せていても膝痛になる人は多くいます。
また、体重だけが原因なら若い人にも多く膝痛がおこるはずですが、実際には膝痛は50歳を過ぎたころから増え始めます。
これは50歳を過ぎたころから筋肉の柔軟性が失われるためです。
膝痛の原因
膝痛の原因となるのは、膝周りの筋肉の柔軟性の低下です。
筋肉の柔軟性が低下することで膝への衝撃を吸収できなくなり膝痛へと発展します。
だから筋肉の柔軟性を高めることが大切ですが、単純に筋肉をストレッチしても問題は解決しません。
なぜなら筋肉が硬くなる原因として、姿勢の歪みや足の浮腫みがあるからです。
膝痛を根本的に解決しようと思えば、姿勢を整えたり足の浮腫み解消する必要があるのです。
ここでポイントとなるのは、姿勢や足の浮腫みにつながるのは股関節の影響だという事です。
だから柔軟性を出したいところは股関節になります。
膝痛を解消するスマート筋トレ
膝痛を解消するには膝の負担を減らす必要があります。
膝の負担を減らすためには股関節周りの筋肉の柔軟性を取り戻すことが重要です。
ポイントとなるのは股関節の前面にある腸腰筋と大腿四頭筋に加えて、股関節の後ろにある大殿筋などです。
これらの筋肉に効率的に刺激を入れることで膝への負担を減らせるのです。
やり方)
- 足を前後に開く
- 後の膝を前に出し高く上げる
- 上げた足を後ろに大きく伸ばす
この動きを左右ともに10回ずつ繰り返しましょう。
可能なら上半身を固定しながら、下半身の動きを大きくしていきましょう。
50歳を過ぎたころから全身の筋肉量も落ちますが、股関節周りの筋肉は比較的に落ちにくいという特徴があります。
だからしっかりと刺激を入れてやれば膝痛の解消だけでなく、元気な身体を維持することが可能です。
まとめ
膝痛は年齢とともに筋力が減少したときに起こる典型的な症状です。
単純に身体が重いのではなく、身体の動きが悪いから膝に負担がかかります。
今回のスマート筋トレは下半身だけでなく全身の姿勢も良くしてくれる体操となります。