[kaiwa1]身体を健康に保つのは自律神経とホルモンです。
ですがどちらも加齢によって変化します。
今回は自律神経を解説します[/kaiwa1]
自律神経の乱れ
自律神経とは身体を一定に保つための人体に備わるメカニズムです。
体温や脈拍から精神状態まで、一定の状態を保つように心身に働きかけるのが自律神経なのです。
自律神経の乱れとは多くの場合で交感神経が高く、副交感神経が低い状態です。
現代人の多くは多忙でストレスに満ちた生活を送っています。
どれだけ多忙でストレスが多くても、ゆっくりと息を着く暇さえあれば自律神経は乱れません。
ですが加齢によって副交感神経は低下しやすくなり交感神経が優位になりやすくなります。
最近の研究では、
- 男性は30歳
- 女性は40歳
くらいから副交感神経の活動が下がり始める事が分かっています。
男性は仕事が忙しくなり責任が増えてくる時期ですし、女性はホルモンのバランスも乱れ始める時期です。
さらに年を重ねると徐々に副交感神経の活動は弱まっていきます。
そのため自律神経を乱れさせないためには、副交感神経を普段から高める事が大切になります。
副交感神経を高めるには
副交感神経は身体をリラックスさせるための機能です。
そのため副交感神経を高めるには身体をリラックスさせる事が必要です。
身体がリラックスした状態とは、
- 血流が良い
- 呼吸が深い
などの状態で心が落ち着いています。
血流を良くして呼吸を深くすれば副交感神経は高まります。
ヨガや瞑想など自律神経を整えるものは全て呼吸を重視しています。
呼吸が深くなれば血流は良くなり心が落ち着くのです。
また身体を動かせば血流は良くなり呼吸が深くなります。
逆に運動不足で呼吸が浅い状態が続いている人は交感神経をさらに高めて自律神経の乱れを招くのです。
最もおすすめなのは伸びをする事です。
猫などは睡眠から起きた後に大きく伸びをします。
伸びるという事は筋肉をストレッチするだけでなく、副交感神経を高める効果もあるのです。
ただし、大切なのは心地よさを感じる程度に行う事です。
どんなストレッチも強く痛みを感じるほどだと副交感神経は高まりません。
むしろ痛みを感じるほどにすると交感神経が高まってしまうのです。
身体はゆっくりと気持ちいいくらいに伸ばせば心地よさを感じ、心地よさを感じる動きでこそ副交感神経が高まり自律神経が整います。
自律神経を整えるポイントは、自律神経が通っている背骨の柔軟性を高める事です。
加齢によって津液が減少すると背骨は柔軟性を失います。
背骨が柔軟性を失った結果として副交感神経が弱くなります。
だから背骨の柔軟性を高める猫のポーズは効果的なのです。
[kaiwa1]現代人は運動不足のために背骨が硬い人が増えています。
背骨が硬いせいで副交感神経が弱くなりやすく自律神経の乱れを招きやすくなっているのです。
そのため普段から意識して背骨の柔軟性を高める事が大切です[/kaiwa1]