パパっと薬膳で消化酵素を摂ろう!

[kaiwa1]パパッと薬膳で重視するのが酵素です。

年齢とともに問題となってくるのが消化力の低下ですが、酵素を意識して食べると消化力を補ってくれます。

そんな酵素を手軽にとる方法を紹介します[/kaiwa1]

 

消化酵素とは

消化酵素とは体内での消化力を高めてくれる物質です。

本来なら体内で作られるので、摂取しなくても問題はありません。

ですが加齢とともに気(代謝)が低下すると消化酵素の量は減っていき、消化酵素が不足することで消化不良が起こります。

消化不良だと栄養が吸収されずに身体は血(栄養)が不足しやすくなります。

主な消化酵素には、

  • アミラーゼ
  • ペプシン
  • リパーゼ

などがあります。

アミラーゼは唾液や膵臓で分泌される酵素で、ご飯やパンなどの炭水化物を分解します

特に口の中で唾液に含まれるアミラーゼがしっかりと出ていれば、胃での炭水化物の消化がスムーズになり胃の負担を大きく減らします。

ペプシンは胃液に含まれる酵素で肉や魚などのタンパク質を分解します

胃でのタンパク質の消化が不十分だと、小腸や大腸の負担となります。

未消化のタンパク質が小腸や大腸に到達すると悪玉菌が増えて、腸内環境が悪化してしまいます。

物が停滞してしまい、腐敗が進む可能性があります。

リパーゼは膵臓から分泌される酵素で、肉類や油などの中性脂肪を消化します

脂肪が十二指腸に到達すると膵臓からリパーゼが分泌され、アルカリ性の胆汁と混じりあうことで脂肪の分解が進められます。

分解された脂肪は脂肪酸という物質に変わり、血液に乗って体のエネルギーとして使用されます。

ただ、脂肪の摂取量が多く脂肪酸が多くなってしまうと、脂肪が体内へ蓄積され、体脂肪へと変わっていきます。

他にもマルターゼという消化酵素は小腸で分泌され、アミラーゼで分解されたデンプンをさらに細かくグルコースまで分解します。

 

酵素の特徴

一生のうちに作られる酵素の量は決まっていると

医学博士 エドワード・ハウエル

現在では体内で作られる酵素の量には上限があり、無尽蔵ではないと考えられています。

だから暴飲暴食などで消化酵素を浪費すると身体の修復に回す酵素の量が減ってしまいます

酵素の量が減ると結果として、生命活動をサポートする代謝酵素が不足し、病気になったり寿命が短くなったりすると考えられています。

だからパパッと薬膳では酵素を外から取り入れて、体内での酵素の消費量を減らすことが大切だと考えています

加えて分泌された酵素を有効利用することが大切です。

例えば唾液に含まれるアミラーゼは、よく噛んで食べたものと混ぜ合わせることが必須です

よく噛むと唾液の分泌が促進され、食物をしっかり分解することが可能となります。

すると他の内臓での消化吸収がスムーズになり、他の酵素の量を減らし内臓の負担を減らせます。

また酵素を多く含む食べ物を食べるのも体内酵素の消費量を減らせます。

消化酵素が多く含まれているのは、

  • 生野菜
  • 果物
  • 発酵食品

などです。

多くの酵素は熱に弱く、48度を超えたあたりから壊れ70度を超えると失活してしまいます。

そのため酵素を意識するなら生の状態か、温めても人肌くらいがベストなのです。

人肌くらいの40℃で酵素は最も働きます。

プロテアーゼの多い食品(ペプシン)

  • 納豆
  • パイナップル
  • りんご
  • 玉ねぎ

などです。

最近では麹で肉を漬け込んで、肉を柔らかくするレシピが人気です。

納豆菌が作る酵素は薬に勝る作用があると言われ、プロテアーゼだけだなくアミラーゼやリパーゼも含み血流をサラサラにする作用もあります

パイナップルが酢豚に入ったり、玉ねぎを使ったシャリアピンステーキが人気なのはプロテアーゼの作用を上手く使っているからです。

アミラーゼの多い食品(ジアスターゼ)

  • 大根
  • キャベツ
  • 山芋
  • バナナ
  • 生姜

などです。

バナナに糖質が多いのは、バナナに含まれるデンプンを自らのアミラーゼで分解しているからです。

また大根やキャベツが定食の添え物になりやすいのは、胃もたれを防いで消化吸収を良くするためです。

リパーゼの多い食品

  • チーズ
  • アボカド
  • グレープフルーツ
  • 大根
  • トマト

などです。

アボカドにはビタミンCと相性の良いオレイン酸がたっぷり入っていて、さらに油を分解するリパーゼを含むので質の良い油を消化吸収できます。

トマトはリパーゼに加えて脂溶性のファイトケミカルであるリコピンを多く含むので、オリーブオイルなどと合わせて摂ることで多くの栄養を消化吸収できます

だからモッツアレラチーズとトマトのカプレーゼは実に理に適った栄養食なのです。

三種類とも含むのは大根と納豆で、大根さえ食べておけば食あたりを防げると昔から言われます。

キャベツにはビタミンU(キャベジン)が含まれ胃粘膜の新陳代謝を高めます。

アミラーゼの含有量は大根よりもキャベツの方が多く、胃もたれを解消するスーパーフードです

[kaiwa1]パパッと薬膳で消化酵素を重視するのは、身体の負担を減らすからです。

食事で消化酵素を摂取することで、体内での消化酵素の消費を抑えられます。

酵素の消費量を抑えることが老化を抑える秘訣です[/kaiwa1]

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