自律神経の事は分かっていますか?
「健康を守っている」
「乱れやすい」
「精神状態にも影響する」
どれも自律神経の特徴ですが、自律神経は副腎という臓器と深い関係があります。
今回のブログを見れば自律神経の働きや副腎との関係、自律神経の整え方が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
五臓が司る自律神経と体のバランス
自律神経は身体の状態を一定に保つのに必要な機能で、自律神経からの指令を受けて内臓が身体の状態をケアしています。
活動する時には自律神経の一つである交感神経が働き、肝臓から栄養を取り出し心臓の拍動を高める事で心身のパフォーマンスを高めます。
休息する時にはもう一つの副交感神経が働き、大腸や腎臓から老廃物を排泄して身体の回復を促します。
また、肝臓に栄養を蓄えるために胃腸で消化吸収が行われ、各内臓が働けるように肺ではガス交換が行われています。
自律神経が乱れるというのは、内臓のうちのどれかが本来の機能を発揮できなくなった状態です。
中でも副腎と呼ばれる臓器は、交感神経を刺激するホルモンを分泌する事で自律神経と深くかかわっています。
副腎とエネルギー不足の深い関係
副腎から分泌されるのは交感神経を刺激するホルモンがメインで、アドレナリンなどを分泌する事で心臓の働きを高めます。
また、ストレスを感じた時にはコルチゾールというホルモンを分泌し、血糖値を高める事で心身を活性化させます。
そんな副腎の機能が万全なら毎日を活動的に過ごせますが、肝臓での貯蔵が不十分だと本来の機能を発揮できません。
そのため副腎疲労などの症状が現れる場合には、副腎の機能が低下している場合もあれば肝臓での栄養不足もあります。
そして肝臓での栄養不足の原因として、使い過ぎだけでなく胃腸での消化吸収が不十分な場合もあるのです。
大切なのは副腎疲労という状態を解消する事よりも、どの部分で問題が起こりやすいかを把握する事です。
日常でできる五臓六腑のケア方法
全ての内臓をケアする基本は運動と食事、睡眠になります。
副腎の機能を低下させないために必要なのが血圧のコントロールになるので、まずは運動して血圧を下げる事は大切です。
また、肝臓に栄養を蓄えるのは睡眠の時なので、6時間以上の睡眠を確保する事も大切になります。
食事では血糖値スパイクと呼ばれる血糖値の乱高下を避ける事なので、栄養の偏った食事や早食いは避ける事が必要です。
血糖値スパイクを起こさないために必要なのが、よく噛んで食べる事と腹八分目の食事量です。
もちろん野菜や魚など栄養のバランスも大切ですが、よく噛んで腹八分目にして寝る前の食事は避ける事が最も基本となります。
基本的には生活習慣を整える事が、内臓の機能を高めて自律神経を整える事につながります。
まとめ
自律神経は内臓に働きかけて健康を維持しています。
特に自律神経と関係の深い臓器が副腎です。
睡眠と食事と運動のバランスが整っていれば自律神経も整います。
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