東洋医学から見た体温と血圧から分かる体質とは

自分の体質を知っていますか?

「体力の有無」

「体温の高さ」

「どれくらいの血圧か」

これらを知っておくことは自分の身体をケアする上で重要です。

今回のブログを見れば体温と血圧から自分の体質が分かり、気滞体質の人の問題点と東洋医学のゆるケアを紹介しています。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

体温と血圧の関係

人間の身体は常に一定の体温と血圧を保つように働くので、体温が高くなれば熱を発散するために血圧は下がり、体温が低くなれば保温のために血圧は上がります。

基本となる体温は36.3℃くらいで、これより体温が高い人は気が高い状態と言えるので気虚になりにくく、体温が低い人は気虚になりやすいと言えます

血圧の基準は上が120くらいで下は80くらいなので、これより低い人は心機能が低くて血虚の傾向にあり、高い人は血滞の傾向にあります。

本来なら体温が高い人は血圧が下がりますが、高体温で高血圧の人は心臓が強く体力があるので気滞になりやすくなります。

体温が低い人は本来なら血圧が上がりますが、低体温で低血圧の人は心臓が弱いので体力がなく水虚になりやすくなります。

陰陽で考えると陰のタイプは血流量が多く、陽のタイプは代謝が高くて体温が高くなります

気滞体質

気滞体質の人は体力がある人が多く、心身ともに無理を続ける癖があり気滞になりやすくなります。

過労や睡眠不足の状態でイライラしながらも頑張り続け、不眠や溜息が増えてきたら気滞が悪化しています

気滞の状態が悪化すると気虚を起こす事もあり、うつ症状や食欲不振などの症状が現れる場合もあります。

また、気滞の状態が長く続くと血滞も引き起こし、頭痛や肩こり、腹痛などを引き起こす場合もあります。

女性であれば血滞により生理痛が酷くなる場合もありますが、その背景には気滞が隠れている事が多くあります

本来なら体温が上がると血圧は下がりますが、気滞になりやすい人は体温も血圧も高くて情熱的な性格をしているのが特徴です。

気滞のゆるケア

気滞の状態を解消するのに大切なのは休息で、体温と血圧を正常に戻す事が必要です。

気滞体質の人は休息が下手な人が多く、休日でも予定をぎっしりと詰めて行動しがちです。

そのため気滞体質を解消するにはのんびりする時間を確保する事が大切で、座禅のように自分と向き合う時間を作る事も大切です

現代ではスマホを使っている時間が長くなっていますが、スマホの使い過ぎも気滞の原因となるので使わない時間を確保しましょう。

お勧めなのはヨガなどのストレッチをする時間を作る事で、筋肉を緩める事で血圧は下がりやすくなります

また、普段から時間にゆとりを持って行動し、夜は睡眠時間を確保する事も気滞を解消するのに効果的です。

まとめ

体温と血圧は一定を保つように出来ていますが個人差があります。

気滞体質の人は高体温で高血圧の人が目立ちます。

気滞を解消するにはゆっくりと身体を落ち着ける時間を作る事が大切なのです。

⇒自分の体質を知ろう!大阪市北区で東洋医学の整体が受けられます

祝日はお休みです。

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