夜に腕が疼いたことはありませんか?
「腕を横から挙げたら痛む」
「夜にズキズキとする」
「腕を動かすのが怖い」
こんな痛みは肩にある三角筋に問題が起こっているかもしれません。
今回のブログを見れば三角筋が痛む原因と解消のためのツボ押し体操が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
痛みやすい三角筋とは
肩を動かしたときに痛みやすいのが三角筋で、三角筋は棘上筋と協力して上腕をあらゆる方向に動かします。
ボールを投げる際に主に使われる筋肉で、三角筋は肩の丸みを形成する筋肉です。
五十肩で肩を動かした時に痛みを感じやすく、三角筋が硬くなる要因には廃用性や運動性、神経性などがあります。
若い時は運動で痛める人も多いですが、年齢に伴い運動不足で起こる廃用性が増えてきます。
また、普段からストレスが多くて筋肉が緊張しやすい人にも起こりやすく、緊張した筋肉は血流が悪く痛みやすくなるのが特徴です。
血流の悪さで起こる痛みは疼くような感じで、夜にじっとしている時に悪化するのが特徴です。
疼痛の原因
三角筋が初めに痛みだす事は少なく、その前段階として斜角筋や大胸筋、棘上筋などが原因となる場合が多くあります。
中でも三角筋と協力関係にある棘上筋が硬くなると三角筋も硬くなり痛みやすくなるのが特徴です。
加えて首の緊張は三角筋にも悪影響するので、普段から首コリや肩こりがある人は三角筋が緊張して五十肩になり痛みやすくなります。
また、普段から巻き肩の人は三角筋を硬くさせやすく、動かすだけでも痛みが出やすくなります。
三角筋は姿勢の影響を受けやすいので、現代人はデスクワークなどが原因で三角筋が硬くなっている人が目立ちます。
三角筋を緩めるには棘上筋も合わせて刺激する事が大切になります。
ツボ押し体操
三角筋と棘上筋を緩めるのに効果的なのが肩髃(けんぐう)と肩髎(けんりょう)呼ばれるツボです。
腕を水平の高さに持ち上げると肩関節の前後には窪みが現れ、肩関節の前側の窪みが肩髃(けんぐう)で後ろ側の窪みが肩髎(けんりょう)となります。
どちらも肩峰と上腕骨の間にあるツボなので、肩峰下関節の滑液を巡らせるのに効果があり五十肩や関節炎などの解消に役立ちます。
どちらも5~10秒ほど指圧してからストレッチを行いましょう。
ストレッチの際は両手をわき腹に置き、肘を前後に動かして3秒ほどキープしましょう。
行う時は痛みの無い範囲で、なるべく大きく動かして上半身が動かないように注意して行います。
普段から繰り返す事で肩関節の滑液の流れが高まり、肩こりなども解消される事で三角筋と棘上筋が緩みやすくなります。
まとめ
夜に肩が疼いて痛むときは三角筋が硬くなっています。
三角筋が硬くなっている時は棘上筋などが姿勢の悪さから硬くなっています。
肩のツボを刺激してストレッチすると解消されやすくなります。
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