息苦しさを感じたことはありますか?
「歩いていても息切れする」
「布団に入っても苦しい」
「階段は辛くて昇れない」
こんな症状が出だしたら心臓が弱っているかもしれません。
今回のブログを見れば息切れが起こる心不全のメカニズムと予防法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
心不全の息苦しさ
心不全とは心臓から血液を流すポンプ機能が低下することで、心臓から送りだされる血液が肺に上手く届かなくなります。
流れが悪くなった血液は染み出して肺を圧迫し、肺が思うように伸び縮みできない事で息苦しくなります。
肺の伸び縮みが制限されると平坦な道を歩いても息苦しくなったり、布団に入っても咳が出て息苦しさで寝られなくなったりします。
そうなると安静時にも呼吸困難を生じ、無理に息をしようとするとゼーゼーやヒューヒューなどの音が出ます。
心不全は一般的に完治する事は無いとされ、基本的には一時的にマシになっても一生付き合っていく疾患です。
心不全は女性よりも男性に多いのが特徴で、発症する時期も男性は50代くらいから増えますが女性は8歳くらい遅いと言われます。
心不全になりやすい人
心不全は高齢者に多い疾患ですが、若くても高血圧や糖尿病などの生活習慣病を抱えている人にも現れます。
他にも普段から過労でストレスが多かったり、腎機能が低下している人にも多く見られるのが特徴です。
東洋医学では身体が弱っていたり、栄養不足や睡眠不足に陥っていたりする事も背景にあると考えます。
基本的に運動不足で身体が浮腫んでいる人は肺の動きが制限されやすく、筋力が低下して肺活量が減少している人は心不全を起こしやすくなります。
季節的に冬だと寒さによって血圧が上昇して心臓に負担がかかる事で起こり、夏だと体温上昇や脱水傾向により心不全のリスクが高まります。
また、若くてもインフルエンザなどの感染症がきっかけで急性心不全を起こす場合もあります。
対処法
心不全による息苦しさを避けるのに大切なのは生活習慣を整える事で、運動習慣や食事内容の見直しが大切です。
運動は息切れせずに会話が出来るくらいの強度が大切で、1日に30分のウォーキングをするだけでも心不全の予防に効果があります。
食事は生活習慣病の予防が大切になるので、糖質や脂質を減らし食事を腹八分目にする事が大切になります。
まだ50代くらいならジョギングや水泳を始める事も大切で、肺活量を増やす事が心臓の負担を減らす事につながります。
普段から深呼吸を心がける事も肺活量を増やす事につながり、ストレッチをしながら深呼吸をするのは特に効果的です。
ラジオ体操のようなゆっくりの動きを深呼吸を意識しながら行うのもお勧めなので、息切れに悩んでいる人は実践してみて下さい。
まとめ
心臓の機能が低下すると肺の動きが制限されて息苦しくなります。
心不全は高齢者に多いですが、生活習慣病を抱える人は若くても注意が必要です。
大切なのは運動や食事など生活習慣の見直しです。
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