キレイな姿勢は意識できていますか?
「背中に張りがある」
「すぐに疲れる」
「何だか息苦しい」
こんな症状には背骨の歪みが隠れているかもしれません。
今回は背骨の歪みの原因となる側弯症や猫背の原因と解決法について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいて側弯症や猫背の解決法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
側弯症とは
女性の側弯症の多くは思春期に発症する事が多く、大人になってから側弯症だと分かってもすでに側弯症が慢性化して完全に元に戻らない場合もあります。
軽い側弯はかなり多くの人に見られますが、10度以上の側弯がある場合に側弯症とされ一定数の人が該当します。
側弯症がある人は背中に違和感があり、疲れやすく首肩のコリに悩まされている人が目立ちます。
側弯症は背骨の胸椎と腰椎で起こりやすいですが、胸椎に起こった場合には心肺を圧迫して呼吸困難などの症状も起こします。
背骨が左右に弯曲していく時には各背骨の回転も起こるので、前屈をすると後ろから見て左右の高さが違う事が多くあります。
また左右の湾曲は前後の動きも制限して猫背の姿勢になる事も多いのが特徴です。
猫背と側弯症
側弯症を発症している人は猫背になりやすく、猫背だけが原因だと勘違いしている人も多くいます。
そもそも側弯症になると背骨沿いの筋肉が衰えるので、背中が丸まった猫背の姿勢にもなりやすく痛みやコリが現れやすくなります。
さらに普段からデスクワークを長時間している人は身体のバランスが崩れやすいので、側弯症や猫背などの姿勢の悪さを悪化させる傾向にあります。
単純な話でデスクワークを長くしても痛みが出るとは限りませんが、歪みがあったり筋力が低下していたりする人は腰痛や肩こりが起こりやすいのです。
東洋医学では身体は全体のバランスが重要と考えているので、一つの症状にだけ対処しようとは考えていません。
大切なのは身体の中心にある骨盤から背骨の動きを高めて、様々な症状に対処できる身体を作る事が大切と考えています。
背骨と骨盤の体操
側弯症と猫背を同時に解消できるのがヨガのポーズにもあるキャットバックとサイドルックです。
キャットバックは背骨から骨盤を前後に動かし、サイドルックは背骨から骨盤を左右に動かします。
普段から両方を行うことで徐々に背骨の動きが取り戻されれば、弱った筋力も復活し可能な限り本来の理想的な背骨の湾曲を取り戻せます。
やり方)
- 四つん這いになる
- 背中を丸めながら息を吐く
- 背中を反らしながら息を吸う
この動きを5~10回ほど繰り返しましょう。普段から朝晩と続けることで徐々に背骨は本来の動きと湾曲を取り戻します。
サイドルックは四つん這いの状態で左右からお尻を覗き込みます。こちらも左右ともに5~10回ほど繰り返しましょう
始めは痛みを感じる事もあるので、痛くない程度に行う方が効果が出やすいので加減して続けましょう。
まとめ
女性は若い頃から軽い側弯を起こしている人が多くいます。
デスクワークなどを長く続けることで側弯症や猫背が悪化する事があるのです。
普段から骨盤から背骨にかけての運動を行う事で背骨の歪みを元に戻しましょう。