年齢を重ねてから身体の不調が増えていませんか?
「指のこわばりを感じる」
「熟睡できなくなった」
「いつも疲れている」
こういった症状は更年期の時期に増え、更年期とは主に45歳から54歳頃を指しその頃に現れる不調を更年期障害と言います。
ヘバーデン結節などの指の痛みも更年期障害の一つで、今回は更年期障害の不調を解消する方法について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいて更年期障害のヘバーデン結節を解消する方法について解説しているので、良かったら最後までお付き合いください。
50代になってからの変化
50代になると更年期の影響は誰にでも少なからず出ますが、人によっては極めて少ない人もいます。
そんな人でもへバーデン結節による指のこわばりや痛みは感じやすく、寝不足や疲れやすさも現れます。
色々なサプリで症状を緩和する人もいますが、へバーデン結節や不眠による寝不足は解消されづらいのが特徴です。
人間の身体は年齢とともに変化していき、49歳を超えた頃から卵巣の機能は大幅に低下します。
女性ホルモンは42歳頃から減少を始めますが、水分不足の人ほど更年期の症状は顕著に現れます。
ちなみに更年期の症状は男性にも起こり、女性と同じく水分不足の人ほど症状が現れます。
東洋医学から見た更年期
東洋医学から見た更年期の原因は陰虚(いんきょ)と呼び、陰虚とは加齢に伴う保水力の低下を指します。
保水力の有無は、
- 水分の摂取量
- 運動量
- 睡眠時間
などに左右されます。
年齢とともに運動量が減少して水分の摂取が不足し、さらに普段から睡眠不足がある人は身体の保水力が著しく低下します。
身体の水分が不足していると頭に昇った熱を冷ますことが出来ず、更年期の症状である微熱やホットフラッシュが起こるようになります。
ヘバーデン結節による指痛は水分不足のせいで老廃物が溜まり、筋肉が緊張したり浮腫んだりするせいで悪化します。
更年期によるへバーデン結節を解消するには
更年期の症状はエストロゲンの減少がきっかけですが、エストロゲンによる水分代謝の機能が失われるために起こります。
そのため、日々の生活で水分代謝を高める事が更年期障害のヘバーデン結節や寝不足、疲れやすさを解消する事につながります。
まずは水分不足を解消するために水分をしっかりと摂ることが重要ですが、水分の吸収率や保水力を高めるためには運動をして汗をかく必要もあります。
夜更かしなどの睡眠不足は身体の水分の消費を増やすので、早めに寝る習慣をつけると水分代謝が高まり顔のほてりも落ち着きます。
加えて果物を食べる習慣もお勧めで、東洋医学では甘味と酸味を合わせると身体が潤うと考えています。
そのため甘味と酸味のある果物で、
- 春なら苺やさくらんぼ
- 夏ならスイカやパイナップル
- 秋ならブドウや梨
- 冬ならミカンやレモン
などを季節に合わせて食べることがおすすめです。
またイライラや不眠などの症状が強い人には、ミントティーや菊花茶もおすすめです。
結果として身体の保水力が高まると更年期障害によるヘバーデン結節は収まりやすいので試してみて下さい。
まとめ
更年期障害によるヘバーデン結節は水分不足の人ほど強く現れます。
東洋医学から見れば陰虚が原因で、運動不足や睡眠不足の影響を受けます。
解消するには運動や睡眠に加えて旬の甘酸っぱい果物を食べることも大切です。