原因不明の痛みやだるさに襲われるようになった。
若い時にはなかった頭痛や耳鳴りが起こるようになった。
微熱が出たり肩や背中が痛んだりする。
40歳頃から、こんな不調が急に増えるなら副腎疲労かもしれません。
こちらでは、40歳から副腎疲労の原因と対処法について書いています。
40歳頃に起こる不調
40歳頃から身体の不調は心身ともに現れ、原因は精神的なものと肉体的なものの両方があります。
仕事や家庭、人間関係などのストレスによって引き起こされる不調だけでなく、偏った食生活や運動不足などが原因となる場合もあります。
人間は精神的なストレスが加わるとストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールを分泌します。
コルチゾールは交感神経を刺激して血糖値を上げたり、炎症を抑えたりする作用があります。
ここまでは自然な反応なので問題はありませんが、コルチゾールの分泌が頻繁になるとコルチゾールが不足し徐々に身体は対応できなくなってきます。
- 慢性的な疲労
- 意欲の低下
- アレルギーの悪化
などはコルチゾールが不足した副腎疲労の症状なのです。
また、症状はストレスを感じている時や夜に悪化する傾向があります。
ひどくなると朝から動けずに起きられなくなります。
副腎疲労になると集中力が無くなり記憶力も悪くなるだけでなく、甘いものやカフェインなどを過剰に欲しがります。
花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状も悪化しやすいのも特徴です。
運動不足が副腎疲労を引き起こす
コルチゾールが過剰に分泌される原因の一つに運動不足があります。
人間はストレスを感じるとコルチゾールが分泌され血圧を上げ血流を悪くします。
普段から運動不足な人はさらに血流が悪くなりストレスを感じやすくなります。
つまり運動不足な人は普段からコルチゾールを頻繁に分泌して副腎疲労に陥りやすいのです。
さらに身体が硬い人ほど血流が悪いのでコルチゾールが分泌されやすくなります。
コルチゾールの過剰な分泌を減らすのに筋肉を緩める運動は効果的です。
筋肉が硬い人は緊張しやすくコルチゾールの分泌も過剰になりやすくなります。
コルチゾールが過剰だと血液の循環も悪くなり老廃物が溜まりやすくなり、痛みを感じやすくなることで余計に緊張しやすくなる悪循環に陥ります。
筋肉を柔らかくすればコルチゾールの分泌を抑えて健康を維持しやすくします。
股関節を柔らかくするスマート筋トレ
副腎疲労の解消には甘いものやカフェインを我慢するのも大切ですが、我慢することがストレスになるので運動不足を解消する方が効果的です。
血流を良くするのが目的であれば、全身を動かしながら股関節を意識することが大切です。
股関節に作用する筋肉の中でも、太ももの前後と内側を刺激するのが効果的です。
まずは太ももの前側からお腹を刺激しましょう。
- 足を肩幅に開いて立つ
- 片足を踏み出しながら合掌して上半身を反る
- 姿勢を戻して逆も行う
次は太ももの内側から背骨までを刺激します。
- 足を肩幅に開いて立つ
- 股関節から曲げて前屈をする
- その状態から腕を振って上半身を捻じる
最後は太ももの後ろを刺激します。
- 膝を曲げて前屈
- 前屈した状態で腕を大きく振る
- その勢いで立ち上がって後ろに反る
これらの動きで股関節を刺激すると血流が良くなります。
血流が良くなることで身体の緊張が緩みコルチゾールの分泌が減れば副腎疲労は解消されやすくなります。
まとめ
40歳を過ぎると副腎疲労を起こしやすくなります。
副腎疲労の原因としては偏った食生活や精神的なストレスがありますが、一番の原因は運動不足による血流の悪さです。
意識して筋肉を刺激して血流を良くすることは副腎疲労の解消と予防に効果的です。