腕がだるくて痛くなる。
指が痺れる。
歩くだけで首に激痛が走る。
頚椎症になるとこんな症状が現れます。
本来なら自然に治癒すると言われますが、加齢による変化だと長引くことも多くあります。
こちらでは、頚椎症を解消するために必要な対処について書いています。
頚椎症とは
「50歳を超えた頃から腕や指まで痛み出した」
「痛みにはムラがあるけど激痛の日もある」
「痺れがあるけど原因が分からない」
そんな悩みを抱えるのが頚椎症です。
原因は首の骨が加齢により変形して神経を圧迫することです。
圧迫された神経が刺激されることで痛みやしびれが現れます。
軽い圧迫であれば放っておいても痛みやしびれは消失します。
特に若い時期には自然に回復しやすいのが特徴です。
ですが、50歳を超えてから現れる頚椎症の症状は慢性化する危険も含んでいます。
自然治癒しないのはどんな時か
実は頚椎症は自然治癒するとは言っても痛みやしびれがマシになるだけで骨の変形は戻りません。
そのため、骨の変形が大きい場合には自然治癒しにくいのです。
また痛みやしびれが解消されたとしても、首を安静にし過ぎていると動く範囲が狭まります。
だから安静にして痛みや痺れが治まっても根本的な解決とは言えないのです。
大切なのは、首に本来の動きを取り戻させて神経の圧迫を解消することです。
ここでポイントとなるのは、首の骨は骨盤の動きの影響を強く受けるという事です。
解消のためのスマート筋トレ
背骨を動かすのが大切です。
前後の動きに加えて回旋の動きを入れましょう。
やり方)
- 両足を肩幅に開いて腰を落とします
- 股関節と膝関節を90度にして両手は膝の上に置きます
- まずは背筋を伸ばしながら骨盤を上下に10回ほど揺らします
- 次は肩を顔の前に捻って同じように10回揺らします
- 逆も同様に行います
- 最後は立ち上がって両腕を大きく振りましょう
ラジオ体操にもある動きですが、これは背骨を動かすには極めて効果的です。
首の骨に刺激を入れすぎると痛めやすく寝違えの原因になります。
だから、まずは骨盤や背骨に刺激を入れて徐々に首の骨を緩めます。
大切なのは、首の骨が動きやすい身体を作ることです。
まとめ
頚椎症は加齢による骨の変形が原因ですが、安静にしていると悪化することもあります。
なぜなら運動不足が頚椎症の原因だった場合は、運動をしないことには根本的に解決しないからです。
ですが首を動かし過ぎると痛めやすいので、まずは離れたところから刺激するのがおすすめです。