なんとなく息が浅い、首肩が重い、イライラしやすい…
それ、もしかすると東洋医学の気滞の状態かもしれません。
今回は、気滞タイプに多い不調と原因となる内臓、今すぐできるセルフ整体まで、まとめて解説します!
東洋医学で自分のタイプを理解したい方は、ぜひチャンネル登録して一緒に整えていきましょう!

気滞によくある不調
気滞とは気が巡っていないために様々な不調が起こる状態で、特に上半身の不調が多くなるのが特徴となります。
気滞になりやすい人は息が浅くて緊張しやすく、気分に波があってイライラしやすいのが特徴です。
普段から肩こりや首こりに悩まされており、お腹が張った感じがありゲップをよくします。

女性であればPMSなどの症状が現れやすく、ストレスで食欲が乱れて暴飲暴食をしがちです。
東洋医学の気滞という状態は体だけでなく、感情も身体も停滞するのが特徴となのです。
そして気滞を起こしやすい人は真面目で完璧主義な人が多く、手を抜くの苦手なために気滞に陥りやすくなっています。

気滞を起こしやすい内臓
東洋医学では気滞を起こしやす人は内臓に特徴があり、肝がよく働く人ほど緊張しやすく気滞になりやすいと考えます。
肝はストレスを感じた時ほどよく働き、ストレスに対抗するために体を緊張状態にします。
次に原因となるのは主に脾と肺で、消化器系を指す脾が強い人はストレス時に暴飲暴食をしがちです。

消化器系が弱い人は暴飲暴食がきっかけで脾が弱り、脾が弱ると水の巡りの悪さから気滞が悪化します。
そして、体が緊張するほどに呼吸が浅くなると肺が弱り、脾と肺が弱る事で気と水の巡りはさらに悪くなります。
呼吸は気と水を巡らせる作用があるので、肺が弱い人ほど気滞は長引きやすくなります。

気滞のセルフ整体
気滞を解消するには横隔膜を緩める事が必要で、そのために必要なのが肋骨周りを緩めることになります。
みぞおち周りを緩めるために、みぞおち周りをゆっくり円を描くように擦りながら深呼吸をしましょう。
次はわき腹ストレッチで肋骨を伸ばし、肝と肺が動きやすいようにします。

片手を上げて上半身を横に倒しながら、息は止めずに深呼吸しながら伸ばしていきましょう。
左右ともに20秒ずつくらい伸ばしながら深呼吸をすると肋骨が緩んできます。
最後はため息呼吸で深く息を吐きだして自律神経を整えましょう。
上半身を軽く反らしながら3秒吸って、ため息を吐くように頭を下げながら8秒長く吐きます。
ため息を吐くというのはリラックス効果があり、心身の緊張を緩和させストレス解消に効果があります。

まとめ
気滞が起こると上半身の不調が多く心身ともに症状が現れます。
気滞の原因となるのは肝で、脾と肺が弱いとさらに悪化して長引きます。
横隔膜を緩めて呼吸をする事が気滞の解消につながります。
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