「食べる量を我慢してもお腹まわりが気になる…」
「体が重くて、むくみや吹き出物も気になる…」
そんな悩みを抱えている人は湿熱体質かもしれません。
東洋医学では体の中にたまった老廃物である湿(余分な水)と、そして発散できない熱が合わさると太りやすくなると言われています。
今回はそんな湿熱体質が太る原因と、効果的なダイエット法、そしてお勧めのツボ押しケアをお伝えします!
湿熱体質が太る原因
東洋医学における湿は体内でドロドロした老廃物で、それが炎症や代謝のアンバランスで熱を帯びる事で湿熱となります。
基本的に体力のある人は食べすぎる傾向があり、暴飲暴食がきっかけで消化器系が弱る事で湿が溜まります。
その湿が排泄されずに体内に長く留まると熱を帯び、内臓脂肪を溜め込むことになりリンゴ型肥満の原因となります。

普段から顔の赤みや吹き出物が目立ち、ベタつきのある汗や皮脂が特徴です。
汗をかいてもスッキリせず、べたっとした感じが残り皮下脂肪よりも深部に脂肪が溜まるタイプです。
普段から食欲旺盛でこってり系を好み、脂っこい物や甘い物、アルコールを好む傾向にあります。

湿熱体質のの効果的なダイエット
湿熱体質のダイエットのポイントは湿熱のデトックスとなり、溜めない事と排泄が大切になります。
まずは、過剰な老廃物を作らないために食事を変える事がポイントで、脂っこいものや甘いものをヘルシーな物に置き換えましょう。
揚げ物より焼いた料理をなるべく選び、洋菓子よりも和菓子を選ぶと湿熱は溜まりにくくなります。

緑茶と小豆には老廃物や熱を排泄する作用があり、遅い時間の食事は避けて早めの食事を心がけると湿は溜まりにくくなります。
湿熱体質は体力がある人が多いのでしっかりと汗をかくくらいのランニングをして、その後には多めに常温の水を飲みましょう。
また、夜更かしは体に熱をこもらせるので、睡眠時間を確保し朝に起きたら白湯を飲む習慣がデトックスにつながります。

湿熱体質が痩せる身体を作るためのツボストレッチ
湿熱を解消するのに効果的なのが、水分代謝を高めて老廃物を排泄する豊隆(ほうりゅう)と気を巡らせて熱の発散を促す太衝(たいしょう)です。
豊隆はすねの外側で膝のお皿と足首の中間の辺りで筋肉が豊かに隆起した部位にあり、気持ちいいくらいに強めに20回ほど刺激しましょう。
太衝の場所は足の親指と人差し指の間の分かれ目で、軽く押しても肝臓に不調があると少し痛みを感じます。

この太衝の位置を指で時計回りに押しながら30秒ほど刺激しましょう。
ツボを刺激した後は足首回しがお勧めで、足指の間に手の指を入れて足首を左右に10回ずつ回しましょう。
また、すねを伸ばすイメージで足首を伸ばしてやると、さらに足の水分の巡りを高められ湿熱の解消につながります。

まとめ
湿熱体質は食べ過ぎ飲み過ぎで体に湿を溜めています。
ダイエットのためには食事を変えてデトックスを意識しましょう。
ツボ押しケアは老廃物と熱のデトックスを助けてくれます。
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