「最近、指の関節がこわばる」「指の関節が太くなってきた」「痺れも感じる」
実はそれ、むくみなどの問題だけでなく体の老化サインかもしれません。
今日は『指に現れる老化サイン』『なぜ指の痛み・変形が増えるのか』『おすすめの解毒食材』を紹介します。

指に現れる老化サインとは?
東洋医学では指先という関節は気血の巡りを表す場所と考えており、指先に現れる冷えや乾燥、こわばりに痺れ、変形などは巡りの問題と捉えます。
加齢に伴い気血が不足し、気血水の滞りが顕著になる事が老化であり指先の不調の原因と考えます。
特に女性は更年期や冷え、ストレスで肝と腎の働きが落ちると、血の巡りが悪くなり指関節に炎症や滞りが出やすくなるのです。

更年期などでは下半身は冷えているのに上半身はのぼせる冷えのぼせが起こっており、主な原因は血の巡りが悪い血滞となります。
血滞が起こると熱がこもる事で肌は乾燥しやすくなり、関節の水分が不足する事でこわばりや変形が現れやすくなります。
指先の変形は痛みを伴う場合もありますが、人によっては気づかないうちに進行している事も多くあります。

なぜ指の痛み・変形は増えるのか?
現代人の生活は肝と腎が弱りやすく、主な原因は運動不足にスマホやパソコンの使い過ぎや、睡眠不足があります。
肝は血の流れを調節し筋肉の柔軟性を維持するので、運動不足だと血流が悪化して肝の負担が増えます。
また、運動不足は筋肉量を減少させ代謝が落ちるので、体が冷えやすくなり冷えに弱い腎の機能も低下します。

腎は骨や関節を保護して老化を防いでいるので、腎が弱る事で関節は腫れて変形しやすくなります。
寝不足や夜更かしも原因の一つで、睡眠不足は肝の機能を低下させ腎も弱りやすくなります。
そして精神的なストレスが多く、普段から考えすぎる人ほど肝と腎のエネルギーを消耗し不足しやすくなっています。

お勧めの解毒食材とレシピ
指の炎症や老化対策には肝と腎の機能を高める事が大切で、そのためには血を巡らせ冷えのぼせを解消する食養生が効果的です。
そのために必要なのがデトックスを助ける食材と、血を巡らせ補う食材になります。
デトックスを促す食材にはハト麦や小豆、海藻類などがあり、肝の解毒機能を高める食材にはアボカドやキャベツがあります。

海藻類は腎を助け硬くなった老廃物を排出しやすくし、さらに肝に蓄えられる血の量を増やすと言われます。
基本的に下半身の冷えを解消させるためにも、頭はのぼせやすくてもスープなど温かい料理がお勧めです。
ホットのハト麦茶や海藻のスープなどを飲む習慣が冷えのぼせを解消し、指の炎症を解消し老化を遅らせます。

まとめ
指の不調は気血の巡りが滞り老化が進んでいるサインです。
気血が滞りやすい人は運動不足や睡眠不足、ストレス過多などの人になります。
普段からデトックスを促して血を巡らせる食材を意識しましょう。