「食べる量は少ないのに、なぜか太って見える…
朝は顔がむくみ、夕方になると脚がパンパン。」
それは水太りとも呼ばれる水滞体質かもしれません。
東洋医学では、体の中に老廃物が溜まり代謝や血流を妨げてしまう状態を水滞と呼びます。
今日はその原因と、痩せるための効果的な方法をご紹介します。

水滞が太る原因
水滞とは体内の水分代謝が低下して水分の巡りが悪くなっており、主な原因は脾(胃腸)や腎の働きが弱る事です。
脾や腎の弱りから水分代謝が低下すると、むくんで冷えやすくなりぽっちゃり体型になります。
水滞の人の太り方はいわゆるむくみ太りなので、冷たい飲み物や甘いものの摂りすぎ、運動不足も大敵です。

基本的に水滞タイプの人は疲れやすいので運動が嫌いな人が多く、運動不足のために筋肉量が少なく余計にむくんで冷えやすくなります。
食べていなくても体重が変動し、食事を抜くより汗をかくことが効果的なタイプです。
脂肪を触ると柔らかくて冷えているのが特徴なので、まずは入浴などで温める習慣をつける事が大切です。

水滞の効果的なダイエット
水滞タイプは体を温めて水分代謝を高める事が最優先なので、まずは生ものや冷たい飲み物は控えましょう。
そして発汗や代謝を促す食材を意識することが大切なので、生姜や葱、ハトムギや大豆などがお勧めとなります。
基本的に味噌汁やスープなど温かい汁物を中心とする食生活が理想的で、ダイエットだからと冷たいサラダばかりでは逆効果になります。

大切なのは内側から代謝を上げる事なので、普段から食べて温めるようにしましょう。
そしてホットのハトムギ茶をこまめに飲む習慣もお勧めで、ハトムギ茶の利尿作用により老廃物の排泄が促されます。
水滞タイプは頻尿気味の人も多いですが、体温が上がれば頻尿は落ち着きやすくなります。

痩せる身体を作る水滞のツボストレッチ
痩せる身体を作るためには水分代謝を高めるのが必要なので、お勧めなのは太谿(たいけい)と三陰交(さんいんこう)いうツボです。
太谿はアキレス腱と内くるぶしの間にあり、押すときはじわーっと5秒くらい刺激します。
三陰交の場所は内くるぶしの上3寸(約9cm)で血流を高めるツボで、むくんでいる人は痛むので軽めに5秒ほど刺激します。

ツボの刺激が終わったら足首回しを行って水分代謝を高めると効果的です。
もう一つお勧めなのがふくらはぎのポンプ運動で、かかと上げを30回ほど行って代謝を高めましょう。
太谿は新陳代謝を促し体温を上げるので、普段からツボの刺激と体操を行うことで冷えが解消され痩せやすくなります。

まとめ
水滞タイプは浮腫み太りをしています。
痩せるためにはまずは体を温める事が大切になります。
太谿と三陰交を刺激すれば水分代謝が高まり痩せやすくなります。
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