最近なんとなく疲れやすい…そんな時、お腹にヒントがあるかもしれません。
今日は『簡単お腹チェック』で、自分の内臓のサインを読み取る方法をお伝えします。
今回のブログを見れば、自分の体質と弱っている内臓が分かります。
今回も東洋インサイド整体院院長の福原がお送りします。
簡単お腹チェック
お腹を触るときは寝転んでリラックスして行い、肋骨の下からおへその下あたりまでそっと手を当ててみましょう。
この時の感覚が大事で、基準となるのはお腹の硬さや柔らかさ、温かさ、圧痛、拍動や張り感などになります。
これらの感覚から気血水の不足や滞りを判断し、お腹全体が張っている場合は交感神経が優位でエネルギーが過剰とします。
お腹が柔らかい人は冷えやすく、実際に触った感じが冷たければ胃腸が弱く気血の巡りが悪い傾向にあります。
次に圧痛がある時は場所がポイントになり、みぞおちの付近なら胃の不調や自律神経の乱れがあり下腹部にあれば水分代謝が悪い傾向にあります。
みぞおちの拍動が強い場合には体に熱がこもっているので、ストレスなどが原因の気血の滞りと判断します。
触診による内臓の硬さチェック
東洋医学ではお腹の硬さから内臓の弱りを推察するので、おへそを中心に左は肝、上は心、中央は脾、右は肺、下は腎の弱りと判断します。
他にも内臓が弱って硬くなっている場合は右の肋骨の下は肝臓だったり、みぞおちの付近は膵臓で左は胃だったりします。
腹診は判断基準の一つなので、脈診や舌診などとも合わせて内臓や気血水の状態を判断します。
特に多いのは右肋骨の下が硬くて圧痛があれば肝気鬱結(かんきうっけつ)と呼ばれ、ストレスによって気の流れが滞っている状態でイライラしやすく頭痛や肩こりが多くなります。
下腹部が冷えやすく硬い人は腎が弱い傾向にあり、冷え性で腰痛や下半身のだるさを感じやすくなります。
対処の基本はカイロや腹巻でお腹を温めて、腹式呼吸で刺激する習慣が気血水の巡りを高め解消するのに役立ちます。
セルフケアとの違い
お腹チェックはセルフでも出来て今の状態を知れますが、総合的な判断は難しいといえます。
もちろん、お腹が冷たければ温かい食事をして腹巻きをして、腹式呼吸をするだけでも体調は整います。
ですが、セルフケアの基本は日々の生活の中で体調を悪化させない事なので、悪化した状態を回復させるのは難しいといえます。
もちろん、普段から習慣化すれば予防効果は高くなりますが、正しい知識がないと効果が出にくいのは確かです。
整体などを受けるメリットは部分的な問題ではなく、筋肉や骨格、内臓や神経などを調整する事で自然治癒力を高められる事です。
お腹チェックなどのセルフケアが特に役立つのは、まずは整体で体を整えてからその状態を保つのに役立つのです。
まとめ
お腹を触れば感触や温度などで体調が分かります。
圧痛などがある部位によって弱っている内臓も分かります。
セルフケアも可能になりますが整体をしてからの方が効果は高くなります。
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