関節痛を解消するための自律神経を整える呼吸

深い呼吸は出来ていますか?

「深く吸えない」

「気が付いたら呼吸が浅い」

「息切れしやすい」

こんな症状は呼吸の状態が悪く関節の痛みを悪化させます。

今回のブログを見れば関節と呼吸の関係と、関節の痛みを解消する自律神経を整える呼吸が分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

関節と酸素の関係

体内の酸素量は関節に大きな影響を与え、関節痛と大きな関係がある事が最近の研究で分かっています。

まず、酸素が十分にあると炎症を抑える細胞の活動が活発になり、炎症が抑制されて関節の痛みが軽減されます

さらに、関節軟骨は酸素の濃度が適切だと関節を正常な状態に保ってくれます。

そしてウォーキングなどの有酸素運動は体内に酸素を巡らせ、関節の潤滑油である滑液の分泌を促して関節軟骨への負担を減らす効果が期待できます。

そのため普段から呼吸が浅くて身体が酸素不足の人は、関節で起きた炎症が鎮まりにくく痛みやすいのです

また、滑液の分泌が不十分だと関節の負担が増えるので、炎症が起こりやすいのも特徴です。

東洋医学での肺と腎のつながり

東洋医学における肺と腎はそれぞれ気と水の代謝に深く関わり、相互に支え合う関係にあります。

肺が水を全身に巡らせ腎へと運び、腎は不要な水分を排泄して必要な水分を肺に送ってサポートします

身体が水分不足の状態で息切れし、不要な水分が溜まる事でむくみにつながり浅い呼吸の原因となります。

現代医学で分かっているのは、腎臓は体内の酸素濃度が低下した際に赤血球の産生を促すホルモンを分泌して肺を助けます。

そして腎臓は多くの酸素を消費する臓器なので、呼吸が浅く酸素が不足すると腎機能が低下すると赤血球が減ります。

赤血球が減ると疲れやすさや動悸、息切れ、めまいなどの貧血症状が現れたり、胸水による肺機能の低下が起こ関節が痛む原因となります

ゆっくり吐く「自律神経を整える呼吸法」

自律神経は背骨の中を通っているので、姿勢が歪んでいたり運動不足で背骨の動きが少なかったりすると自律神経は乱れて呼吸が浅くなります。

さらに姿勢が悪く運動不足だと呼吸が浅くなり、酸素不足から心拍数や血圧が上昇して交感神経が優位な状態を招きます。

自律神経を整えるのに効果があるのが座禅で行う呼吸で、姿勢を正して腹式呼吸を意識する事で背骨が本来の位置に戻ります

あぐらの状態で足を太ももに乗せるのが本来の座禅ですが、辛い人は足を乗せずにリラックスして骨盤を立てて背骨を伸ばしましょう。

耳と肩と肘が一直線になるように顎を引いて胸を張り、腰を立てて背中を伸ばして頭が骨盤の上に来るように意識して腹式呼吸を行います

腹式呼吸では息を吸いながらお腹を膨らませ、息を長く吐きながらお腹を凹めるのを意識する事で効果が高まります。

まとめ

酸素不足の身体では関節の炎症が起こりやすく痛みやすくなります。

肺と腎は協力して酸素を身体に巡らせています。

酸素を巡らせるには、座禅での自律神経を整える腹式呼吸が効果的となります。

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