未病という考え方が現代にぴったりな理由

原因の分からない不調に悩まされていませんか?

「身体がだるい」

「めまいがする」

「耳鳴りを感じる」

こんな不調は検査で異常が見つからなくても、身体には問題があります。

今回のブログを見れば未病という考え方と、めまいや耳鳴りの原因となる水虚体質について分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

未病という考え方

未病とは病気ではないけど元気ではなく、検査では異常が認められないけど様々な不調に悩んでいる状態です。

病院の血液検査で見つかるのは主に臓器の異常であり、逆に元気であっても数値が悪ければ病人扱いされます。

辛いのに問題なしとされたり、元気なのに病人扱いされる検査は本当に合っているのでしょうか

実は検査の数値はあくまで平均値なので、数値的に異常であっても元気な人はたくさんいます。

東洋医学では数字ではなく目の前の人を見るので、病気でなくても不調を感じているなら問題があると考えます。

現代は病気でなくても不調を抱えている人が多くいるので、東洋医学の未病という考え方が必要となるのです

陰陽という考え方

陰陽を表す太極図は時間の経過を現す考え方で太陽の動きに合わせて昼から夜、夜から昼へと変わるのを表しています。

この陰陽の考え方は季節にも応用され、寒い陰の時期から暑い陽の時期への変化の繰り返しも表しています。

さらに人間の一生にも陰陽は応用され、生まれた瞬間から陽が少しずつ増えていき30歳頃に最も陽が盛んになります

そして30歳頃から60歳に向けて陽が減り陰が増え、60歳になると陰陽を表す太極図を1周して還暦と呼ばれます。

この陰陽の考え方に基づけば、若い時は熱がこもる不調が多いのに対して加齢に伴い熱が不足した不調が増えるのです

そのため、未病という考え方の中には年齢を考慮する事も必要になってくるのです。

水虚体質とは

水虚とは身体の水分が不足した状態で、その背景には筋肉量の減少が隠れていてダルさや疲れやすさの原因となります。

身体の保水力は筋肉量に左右されるので水虚体質の人は痩せ型の人が多く、また加齢に伴い多くの人が水虚体質となります

水虚体質を解消するには筋肉量を増やす事も必要ですが、こまめな水分補給も必要となります。

水は血から作られる成分なので、若くても過労や睡眠不足が続いて血虚の状態だと水虚は起こりめまいや耳鳴りを感じやすくなります。

また、普段から運動不足だと水の巡りが悪くなり、下半身に水が溜まって上半身だけ水虚の状態になる場合もあります。

そんな水の偏りを起こさないためにも、普段から軽く運動をして栄養をとり休息をとる事は大切になります

まとめ

未病とは病気ではないけど不調を抱えている状態です。

陰陽から見れば未病の内容は年齢とともに変わっていきます。

加齢に伴い水虚体質の人は増えるので運動と休息に水分補給が大切になります。

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