アレルギーの原因を知っていますか?
「肌が荒れやすい」
「花粉症に悩んでいる」
「咳が止まらなくなる」
アレルギーにも種類がありますが東洋医学から見れば原因は似ています。
今回のブログを見ればアレルギーの原因となる気血水の関係と対処法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
気血水のバランスとは
東洋医学では健康を維持しているのは気血水のバランスと考えており、バランスが崩れる事で様々な問題が起きると考えています。
気は主に身体を動かすエネルギーであり、血や水を全身に巡らせて内臓や手足を動かすために必要な物です。
そんな気は血を燃料としているので、血が不足すれば気は力を発揮できません。
水は血管の外側を流れる水分の総称で、血管の内側を流れる血が不足すれば水も不足する事になります。
また、気が盛んになり過ぎると発熱するので、水は過度の発熱をしないように熱を冷ますための役割も果たしています。
こんな感じで気血水は各々が高めあったり抑制したりする事でバランスを保っているのです。
五臓との関係
東洋医学の五臓には肝心脾肺腎があり、各々が気血水を生み出して巡らせています。
肝では睡眠中に気血を作り、気を受け取った心が血を全身に巡らせます。
脾も肝から気を受け取り、食べた物を消化吸収して血を作ります。
肺は気を受け取って水を巡らせ、腎は余分な水を排泄する事で水が過剰にならないようにしています。
各内臓は気を燃料として仕事をしており、作られた気血水は適切に消費されることでバランスを保ちます。
アレルギー体質の人は気血水のバランスが悪く、特に血と水の流れが悪くて巡りが滞る傾向にあります。
アレルギー体質とは
現代医学ではアレルギー体質の人はリンパ球が多い傾向があり、ストレスや特定の物質に触れると強いアレルギー反応が起こるとされています。
東洋医学ではリンパ球が多いというのは部分的な問題であり、血や水が滞っている部分でリンパ球が多くなっています。
そのためアレルギー体質の人は水滞や血虚が原因で、アレルギーの反応が過剰に起こっているのです。
水滞が起こるのは肺の動きが不十分なことが多いので、運動などで汗をかき呼吸を深くする事がアレルギーの解消につながります。
血虚が起きるのは睡眠不足で肝の働きが不足している事が多いので、質の高い睡眠時間を確保する事が必要になります。
そのため、人によっては水の巡りを高める事が必要ですが、血を補う事が必要になる場合もあり基本となるのは運動をして巡りを高めて寝る事になります。
まとめ
アレルギーが起こるのは気血水のバランスが悪いからです。
気血水のバランスを整えているのは各内臓の働きです。
気血水を整えてアレルギーを解消するのは運動と睡眠になります。