普段から鏡で自分の顔色は確認していますか?
「今日は肌が暗い」
「顔色が悪い気がする」
「いつもと色が違う」
顔色は身体の状態を表す鏡と言われます。
今回のブログを見れば顔色から分かる身体の状態と、内臓を元気にする睡眠のコツが分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
顔色でわかる内臓の状態
顔色は内臓の状態を表しており、内臓の状態で顔色は変わります。
例えば肝臓の機能が低下すると、ビリルビンという黄色の色素が余って黄疸が起こり顔が黄色になります。
肝臓の病気や脂肪肝などの生活習慣病でも現れ、本来なら排泄されるはずの胆汁が身体に溜まるために起こります。
他にも胃腸炎の時には、消化不良で肌への栄養が不足すると肌が暗くなり土色っぽくなります。
心機能が不十分だと貧血が起こりやすく、その場合は血液中の赤血球や酸素の不足により顔は青白くなります。
基本的に顔色は血流の状態を反映しているので、顔色が悪い時は血流が悪いと言えます。
五行から見る顔色
東洋医学の五行色体表から見ると、青・赤・黄・白・黒の五色から内臓の強さを読み取ります。
肝が強い人は青色になりやすく、これは怒りや興奮などが原因で呼吸機能が低下し一時的に酸素不足になって現れる色です。
心が強い人は交感神経の刺激で血管が拡張しやすく、恥ずかしいときや緊張したときに顔が赤くなりやすくなります。
脾が強い人は食べ過ぎやすく、糖質や脂質の摂り過ぎにより糖化が起こって黄色になります。
肺が強い人は繊細でストレスを感じて酸素不足になりやすく、酸素不足でも平気ですが顔色は白くなります。
腎が強い人は活性酵素が過剰に生成されやすく、細胞の酸化が進むことで肌が黒く見えるようになります。
肝臓の健康法
内臓が強い人は無理をしやすいという側面もあり、特に肝臓が強い人は元気なので動き過ぎる傾向にあります。
肝臓を回復させようと思えば質の高い睡眠が必要となり、しっかりと熟睡する事で肝臓が元気になると他の臓器も回復します。
肝臓が強い人はストレスに強い傾向にありますが、睡眠時にしっかりとリラックスしないと徐々に疲れが溜まります。
ぐっすりと睡眠する基本は12時前には就寝し、睡眠は6時間以上を確保する事です。
夜勤の人などは起きてから16時間後に寝るのがポイントとなり、寝る3時間前には食事をしない事です。
体温が下がるタイミングで眠りやすくなるので、入浴も睡眠の1~2時間前がお勧めとなります。
まとめ
顔色は内臓の状態を知る手がかりの一つです。
東洋医学では内臓の強さを顔色から読み取ります。
疲れた内臓を回復させるには質の高い睡眠を6時間以上は確保する事です。
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