婦人科トラブルの鍵は骨盤?腎不納気を解消する東洋医学ケア

生理トラブルや手足の冷え、疲れやすさ…

これらの婦人科疾患の悩みに実は骨盤が関係しているって知ってますか?

東洋医学では骨盤はただの骨ではありません。

今回は東洋医学から見た骨盤と婦人科疾患の関係、そして腎不納気のケアについてお話しします。

東洋医学から見た骨盤とは

現代医学における骨盤とは上半身と下半身をつなぐ体の土台で、内臓の保護や全身のバランス、動作の連動などの重要な役割を担っていると認識しています。

家の土台や柱のような存在とされ、骨盤の歪みは腰痛や神経痛など様々な不調の原因にもなるとされます。

対して東洋医学では骨盤周りは下焦(げしょう)の中心とし、骨盤の動きが悪く下焦が弱ると婦人科疾患が現れやすいと考えています

下焦は主に水分代謝と老廃物の排泄を司り、腎を中心としておへその真裏にある命門やへそ下にある関元(かんげん)などの重要なツボがあります

命門は腎のエネルギーが集まり体力や精神力の源とされ、関元は丹田とも呼ばれる場所で生命エネルギーの中心とされています。

腎は冷えや老化にも大きくかかわる臓器で、冷える事で腎が弱り老化しやすくなると考えます。

仙骨と婦人科疾患

PMSや子宮筋腫、不妊症などの婦人科疾患の多くは、冷えによる骨盤内の血流の悪化が原因と考えらます。

骨盤の中央に位置する仙骨という骨の中でも、第2仙骨と呼ばれる部分が関元の真裏にあります。

仙骨を温めると子宮も温まると昔から言われてきたように、仙骨を温めると血流が高まり冷えによる婦人科疾患を防ぐ事が可能です

そのため、関元を意識した腹式呼吸は婦人科疾患の予防に役立ち、腹筋を使う事は骨盤の動きを高めて腰痛の予防にも役立ちます。

腹式呼吸のやり方は息を吸う時にお腹を膨らませ、息を吐く時にお腹を凹ませます。息を吸う時よりも吐く時を長くするのがポイントで、4秒吸ったら8秒かけて吐くといった感じです。

呼吸をする際に仙骨と関元で下腹部を挟むようにイメージして行うとより効果的で、自律神経やホルモンの調整にも役立ちます。

腎不納気のケア

腎不納気とは腎の機能が低下する事で深い呼吸が出来なくなっている状態です。

腎不納気になると息切れや呼吸困難が起こり、咳き込みやすくなり咳をした時には尿漏れが起こりやすくなったり手足が冷えやすくなったりします。

これは腎の機能低下によって老廃物の排泄が不十分となり、体がむくんで肺が十分に膨らめないために起こります

この状態を解消するのに必要なのが温活で、冷えによる腎機能の低下を防ぐ必要があります。

普段から体を温める生姜やニンニクなどを食べたり、体を冷やさないように腹巻やレッグウォーマーを使う事もお勧めです。

また、基礎代謝を高めるためにも普段からスクワットやウォーキングを行い、下半身の筋肉を増やすのも効果的です

まとめ

骨盤は冷えに関係し婦人科疾患と深い関係にあります。

仙骨を温める事は婦人科疾患の予防に役立ちます。

身体を温める事は腎の機能を高め深い呼吸を可能にします。

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