腎が弱る本当の原因!三焦を整える東洋医学ケア

疲れやすい、むくみやすい、乾燥が気になる…

そんな悩みがある人は腎が弱っているかもしれません。

今回は東洋医学の腎と三焦の関係を分かりやすく解説し、腎を守る東洋医学的アプローチ、そして腎水虚を解消するポイントをお伝えします。

三焦と腎の関係

東洋医学の三焦とは水の通り道の概念であり、上焦では肺が働き中焦では脾胃、下焦では腎が働きます。

脾で吸収された水は肺によって全身を巡り、水溶性の老廃物は腎によって排泄されます。

また、元気の源は腎が作り、作られた気は三焦を通って全身を巡るので腎と三焦の機能低下は疲れやすさに直結します

三焦が滞ると腎は弱りやすく、水分代謝が悪化する事で体は冷えてむくみやすくなり意欲の低下も現れます。

腎が弱りやすい体質の人もいますが、三焦が滞りやすい人も間接的に腎が弱りやすくなります。

三焦は外気の影響を受けやすいので、寒さなどで体が冷える事で水分代謝が悪化する傾向にあります

呼吸×姿勢×骨盤を整える東洋医学的アプローチ

腎の機能が低下すると体内に水分が溜まりやすくなり、過剰なむくみは肺を圧迫して呼吸が浅くなる原因になります。

呼吸が浅くなることで姿勢が歪み、姿勢の歪みが原因でさらに呼吸は浅くなります。

腎の機能を高めるためには呼吸を深くする必要があり、呼吸を深くするのに重要なのが横隔膜と骨盤底筋です

息を吸うと横隔膜が引き下げられ骨盤底筋も下がり、息を吐く時は横隔膜が引き上げられて骨盤底筋も一緒に上がります。

ですが、腎が弱っている人は横隔膜と骨盤底筋が一緒に動かないせいで水分代謝が悪くなっているので、意識して同時に動かす事が大切です。

姿勢は肩幅に足を開いて胸を張って背筋を伸ばし、軽く下腹を凹ませて息を吐きながら肛門を締め、息を吸いながら緩めます。1分くらい続けましょう

腎水虚を解消するには

腎の弱りには様々な症状がありますが、その中でも乾燥や不眠、冷えのぼせなどが顕著な人は腎水虚の傾向があります。

腎水虚とは腎での水の再吸収量が低下する事で、全身が水分不足となりやすく多尿や頻尿の症状も現れます

そんな腎の水分を確保するには、体を潤す作用があるもち米や黒きくらげ、イカやエビなどがお勧めです。

また、体の乾燥を招く夜更かしや、目を酷使するスマホやパソコンの使いすぎは控えましょう

基本的に睡眠時間を確保し、食事でナトリウムやカリウム、タンパク質をきちんと摂取する事が大切です。

腎臓病の人は控える必要もありますが、カリウムの多い鰆や鰤、真鯛などは腎の機能を確保する事につながります。

まとめ

三焦と腎は気を作り巡らせています。

姿勢を正して骨盤底筋を意識して呼吸を深くすると腎は元気になります。

スマホやパソコンを減らして食事に気を付けると腎水虚は解消されます。

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