腎虚が老化を招く?東洋医学が教える若さの秘密は腎精

「最近、疲れやすい」「髪が細くなった」「シワやたるみが気になる」

これらの症状は実は老化サインであり、東洋医学では腎虚(じんきょ)の状態と考えます。

腎虚は単純に年齢だけでなく、ストレスや過労、睡眠不足でも進行し血管の状態やホルモン量、気の巡りにまで影響します。

今回は腎虚が老化につながる理由と、血管との関係性、そして腎虚を予防する頑張り過ぎない東洋医学的リズムまで解説します。

腎虚が進むと全身が老ける理由

東洋医学でいう腎は生命エネルギーの源である腎精(じんせい)を蓄える場所で、腎精が減る事で髪は細く抜けやすくなります。

他にも骨が弱くなって関節痛が起きやすくなり、肌は乾燥したるみやシワが目立つようになり難聴や耳鳴りが現れます

意欲の低下や倦怠感も現れ、東洋医学では腎精が減少して腎虚が起こった状態としています。

40代以降は腎精が自然に減るのに加えて、ストレス・睡眠不足・過労があると腎精の減少スピードは速まります

特にストレスが多いとコルチゾールというホルモンが多く分泌され、すると腎精が減りやすいと考えられています。

睡眠不足や過労も同様で、日々の生活習慣が悪い人ほど腎精は不足しやすく老化しやすいと言えるのです。

血管と腎精と気の関係

東洋医学では腎は気を生み血を巡らせる力の土台と言われ、腎が弱い人は血を巡らせる力が弱いと言えます。

腎精が不足すると血管のしなやかさが低下し、動脈硬化が起こりやすく血流も低下して老化が加速すると言われます

これらの事から腎精とは性ホルモンの事を指していると考えられ、実際に高齢になっても若く元気な人は性ホルモンの分泌が盛んな傾向にあります。

生理が終わるのが遅い女性は高齢になっても元気で、女性に対して積極的な男性も若々しい傾向にあります

そして泌尿生殖器を含む腎は性ホルモンの分泌に加えて、他のホルモンも分泌することで自律神経や血圧を調節しています。

そのため、腎が弱るほど血圧の調節が不十分となり、栄養を届ける力が落ちる事で全身が老けやすくなるのです。

頑張りすぎない東洋医学的リズム

腎を守る基本は消耗しすぎない事になり、同時に腎精を消耗したら補充する時間を確保する事です。

腎を守るためには朝にゆっくりと深呼吸して腎を起こし、夜は睡眠時間を確保するのが基本です

昼に働き過ぎている人は朝晩のリズムが重要になり、休日は昼寝をするなど休息を増やす事も必要です。

また、体を温めた後のストレッチは気血を巡らせるので、可能なら入浴をして出た後には股関節のストレッチを心がけましょう。

寝る直前までスマホを使っていると腎を消耗するので、使わない時間を作って腎を休ませましょう。

寝る前にはおへその下にある丹田の所に手を当てて、腹式呼吸を10回行うと睡眠中に腎精がより補充されます

まとめ

腎虚とは腎精が減って体が老化する現象です。

腎精は性ホルモンの事になり血管をしなやかに保ちます。

腎虚を起こさないためには朝晩の過ごし方と睡眠が大切になります。

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