最近、食べてないのに太る…
骨盤回りが痩せない、セルライトが気になる、顔色がくすむ…。
そんな悩みを抱えている人は「血滞(けつたい)」タイプかもしれません。
今回は「血滞の太る原因」「効果的なダイエット法」「おすすめ経穴ストレッチ」を紹介します。

血滞が太る原因
東洋医学における血滞(けつたい)とは、血の流れが滞り老廃物や余分な水分がたまった状態です。
血滞だけが起こる事は少ないので、多くの場合で気滞や水滞も併発している場合が目立ちます。
血滞タイプは体の巡りが悪いために代謝が下がり脂肪がつきやすくなり、手足は冷えやすいですが頭は熱がこもって冷えのぼせを起こしやすいのが特徴です。

主な症状には手足の冷えに肩こり、顔色がくすんで唇が暗くなったりします。
また、太り方は主にセルライトが多い下半身太りで、特に骨盤回りにセルライトが付きやすいのが特徴です。
太る原因は主に運動不足ですが、ストレスや冷え、長時間の同じ姿勢や水分不足も原因となります。

血滞の効果的なダイエット法
血滞タイプは代謝を高めるためにも巡りを高めるのが大切なので、まずは水分補給が大切になります。
水分補給とは言っても冷たいものは逆効果なので、温かいお茶や白湯などをこまめに飲む事がお勧めです。
また、過度なカフェインやアルコールは利尿作用が強いので、逆に水分不足を招いて血滞を悪化させるのでほどほどにしましょう。

そして食事のポイントは体を温めて巡らせることなので、体を温める生姜や葱、玉ねぎ、シナモン、黒豆、黒酢、青魚などを積極的に食べましょう。
身体を冷やす生ものや冷たい飲食は避け、血流を悪化させる甘いものや脂っこいものも減らすことが大切です。
生活習慣としては冷え対策が大切なので、時間をかけた入浴や1時間くらいの軽めのウォーキングやストレッチなどで下半身を中心に動かすのがお勧めです。

瘦せる身体を作る血滞のツボストレッチ
やっておきたいツボストレッチは、血流と気の巡りを同時に整える血海(けっかい)と三陰交(さんいんこう)を刺激します。
三陰交の場所は内くるぶしの上3寸(約9㎝)で血流を高めるツボで優しく10秒ほど刺激します。血流が悪い人は押さえると痛み婦人科疾患の解消に役立ちます。
三陰交を刺激した後は足首回しがお勧めで、足指の間に手の指を入れて足首を左右に10回ずつ回しましょう。

血海は膝のお皿の内側から上2寸(約6㎝)に行った場所で少し強めに10秒ほど刺激します。血流を高め冷え性や月経痛の解消にも使われます。
血海を刺激した後は太ももの前側を伸ばすストレッチをして血流を高めます。
仰向けに寝転んだ状態で片方の膝を曲げて踵とお尻をくっつけ10秒キープしますが、痛い人は座った状態で片足ずつ行いましょう。

まとめ
血滞タイプは血行不良により老廃物が溜まって代謝が低下するタイプです。
ダイエットする際にはこまめな温かい水分補給と代謝を高める習慣が必要です。
ツボは三陰交と血海を使う血流を高めるストレッチがお勧めです。
⇒自分の体質を知ろう!大阪市北区で東洋医学の体質診断が受けられます