「食べていないのに太る」「ストレスで甘いものが止まらない」
「それ、気の巡りが滞る気滞(きたい)が原因かもしれません。」
「今日は、気滞の肥満タイプの特徴と、東洋医学的なダイエット法、さらに効果的なツボとストレッチをご紹介します!」
気滞による肥満
気滞とは体のエネルギーとなる気の巡りが滞っている状態で、代謝が落ちて脂肪を溜め込みやすくなっています。
普段から我慢して感情を抑圧している人ほど気が巡りにくく、イライラしやすく溜息が多い人は気滞の傾向があります。
ストレスが溜まるとコルチゾールというホルモンが分泌され、内臓脂肪や腹部の脂肪蓄積を促進しストレス解消のために食べ過ぎたり間食をしたりする癖がつきやすくなります。
体力がある女性ほど暴飲暴食をする癖があり、PMS(月経前症候群)の症状を悪化させる事もあります。
気滞タイプは感情に左右されやすく、ストレス時に体重が増えても気持ちが落ち着くと体重が減る傾向にあります。
下腹がポッコリしやすいのが特徴で、人によっては便秘になりガスが溜まりやすいのも特徴となります。
気滞のダイエット法
気滞タイプのダイエットは我慢や制限よりも、ストレスを発散すること が鍵です
そのため、食事制限も運動もストレスになる事は避けて、好きなことをする時間を作ることが大切になります。
食べるのが趣味という人であれば、食べてもいい日を作ってメリハリをきかせるのがポイントになります。
また、食事の中に香りのある食材を取り入れるのも効果的で、柑橘類やシソ、ミョウガなどを加えると気の巡りが高まります。
リラックスするのが目的なので、冷たい飲み物や暴飲暴食は避けて温かいお茶やスープでリラックスしながら食べましょう。
運動が好きな人は体を動かして、苦手な人は好きな音楽を聴きながら散歩して気分転換したり頑張らない時間を意識的に作ったりするのが効果的です。
気滞のツボストレッチ
気滞を解消するのに効果のあるツボは膻中(だんちゅう)で、乳頭を結んだ線上の胸の真ん中にありストレス緩和に役立ちます。
この膻中を深呼吸しながら吐くときに優しく刺激し、吸うときには指を離すのを5回ほど繰り返します。
膻中を刺激し終わったら、ゆったりと胸を開く運動をしながら深呼吸をして胸の筋肉をストレッチします。
腕を開くときに大きく吸って、腕を閉じるときには大きく長く吐くと自律神経が整い気が巡るようになります。
次は上半身を左右にひねる捻りの体操で、捻りながら息を大きく吐くと胸郭の動きが広がります。
普段から胸郭の動きを広げる事で気の巡りが高まり、呼吸が深くなることで気滞が起こりにくくなります。
まとめ
気滞タイプはストレス食いをして下腹ポッコリになるタイプです。
ダイエットの際に大切なのはストレスを溜めずに発散する事です。
お勧めなのは膻中を刺激して胸郭を緩める体操をすることです。
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