「最近、膝や指、肩などの関節が痛む」
「関節が腫れて変形するのが怖い」
40代頃からこんな悩みを抱えていませんか?
今回のブログを見れば、40代の女性に増える関節痛の原因と対処法が分かります。
今回も東洋インサイド整体院院長の福原がお送りします。
40代女性に多い関節痛
更年期に差し掛かる40代ではホルモンの変化とともに体内の潤いが減り、関節を潤していた水が不足する事で関節痛が起こりやすくなります。
水の不足は関節のこわばりを起こし、特に朝に症状はひどくなり痛みやすくなります。
関節の潤滑油が不足している状態なので、動き始めの違和感もあり徐々に痛みはひどくなる傾向にあります。
女性ホルモンのエストロゲンの減少は関節の柔軟性を保つコラーゲンの生成を妨げ、関節のクッション性を低下させて炎症が起こりやすくなります。
そのため、40代女性は腱鞘炎やヘバーデン結節、リウマチなどの疾患も起こりやすくなります。
これらは東洋医学からみれば血や水の問題であり、放っておくと関節の変形なども招きます。
水の乱れと症状
東洋医学では水がうまく巡らないと関節に重だるい痛みが起こり、水が不足すると乾燥してギシギシした痛みが起こると考えます。
つまり、水は多すぎても少なすぎても関節は悲鳴をあげるので、大切なのは必要な量が常に巡っていることになります。
この水の巡りを左右しているのが脾や肺、腎などの臓器で、これらの臓器が元気なら水の問題は起こらないと考えます。
東洋医学の脾は水分代謝を左右し、脾の機能が低下すると関節に水が溜まって重だるい痛みを起こします。
肺は水を巡らせる作用があり、肺の機能低下はリウマチのような炎症性の痛みの原因となります。
腎は骨を作る作用があるので、加齢に伴い腎の機能が低下すると変形性関節症の原因となります。
水を補う食事
関節の負担を減らして元気な状態を保つには、水を補い巡らせる必要があります。
水の働きを整えるには潤す食材と巡らせる食材をバランスよく食べることが必要で、どちらも関節痛を予防するのに大切になります。
潤す食材には黒豆や白きくらげ、山芋、ハチミツ、梨などがあり、体の潤いを保つことで関節を守ります。
水を巡らせる食材には生姜や葱、キノコや海藻などがあり、関節の腫れや変形を予防します。
また、冷たい飲み物は水の滞りを招くので、普段から温かい飲み物を心がけることも大切です。
ハト麦茶やコーン茶などは余分な水の排泄を促すので、普段からホットで飲む習慣もお勧めとなります。
まとめ
女性は40代から水が不足したり滞ったりすることで、関節が腫れたり痛んだりします。
水の補充や巡りは脾・肺・腎が協同して行っています。
普段の食事でも水を補ったり巡らせたりするのものを選びましょう。
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