「最近疲れやすい」
「夜トイレが近い」
「耳鳴りがする」
もしかしたらそれは東洋医学でいう腎虚かもしれません。
今回のブログを見れば、腎虚とは何か?その特徴とセルフケアが分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
40代からの疲れとは
東洋医学では40代からの疲れやすさには腎が関わっているとし、腎の機能が低下するのが疲れやすさの原因と考えます。
東洋医学でいう腎は西洋医学の腎臓とは少し違い、老廃物の排泄に加え副腎の機能である自律神経や血圧の調節も含みます。
これらの機能は水分代謝の調節にかかわり、気血水の中でも水の巡りを調節しています。
腎の機能は体を温める体温や血流の調節機能と、全身を潤す水分代謝の機能の2つがあります。
これらの機能が低下した状態が腎虚となり、加齢や慢性病などがきっかけで誰にでも腎虚は起こります。
腎虚を起こす代表的な慢性病は生活習慣病で、糖尿病と高血圧、脂質異常症などがあり運動不足や過労、食べすぎなどが原因となります。
腎虚が引き起こす不調
腎虚が起こるとどんどん疲れやすくなり、さらに気力も出なくなり物忘れなどもひどくなります。
以前には感じなかった腰や膝の痛みやだるさが起こりやすくなり、それらの症状が慢性的に続きます。
人によっては夜間の頻尿となり、尿が薄くなり老廃物の排泄が不十分となり倦怠感が強くなります。
他にも耳鳴りやめまいなどが起こりやすく、聴力の低下なども腎虚の人に現れる症状です。
40代女性の三大不調である疲れやすさと冷え、関節痛にも腎虚は関わっています。
さらに腎機能の低下による高血圧などは性機能の低下や不妊の原因にもなることが分かっています。
腎を補うには
東洋医学の腎を元気にする養生法はまず睡眠をしっかりとる事で、睡眠不足は腎虚につながります。
また、冷えは腎を弱らせる原因となるので、普段から下半身を冷やさず温めることも大切です。
食事では腎を補うとされる食材がお勧めで、黒豆や黒ゴマ、クルミや栗、エビなどがあります。
そして自律神経と血圧を調節しやすくするために適度な運動も必要で、普段からウォーキングやラジオ体操をする習慣も必要です。
基本的に自律神経が乱れる原因は睡眠不足や夜更かしなので、早めに寝て睡眠時間も確保しましょう。
そして血糖値や血圧が問題になりやすい人は食べすぎも控えて、普段から栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
まとめ
40代ごろから起こる疲れやすさの原因は腎虚です。
腎虚の原因となるのは運動不足や過労、食べすぎなどです。
解消するには休息をとり体を温めて運動することを習慣にする必要があります。
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