なんとなく疲れやすい、肩こりや頭痛が続く、むくみや冷えが気になる…。
病院に行くほどではないけれど「小さな不調」に悩んでいる方は少なくありません。
東洋医学では、こうした不調の原因を気・血・水(き・けつ・すい)のバランスの乱れと考えます。
体のエネルギーである気や栄養となる血、そして体を潤す水が滞ったり不足することが不調の原因となるのです。
そこで今回は、簡単なチェックリストで体質を診断し、6つのタイプ(気虚・血虚・水虚・気滞・血滞・水滞)に分けて、それぞれに多い不調のサインをご紹介します。
自分のタイプを知ることで、体質に合ったセルフケアのヒントが見つかるかもしれません。
チェックリストで体質診断
Q1. すぐ疲れる・体力がないと感じますか?
👉 YES → Q2へ
👉 NO → Q3へ
Q2. 食欲不振や息切れを感じやすいですか?
👉 YES → 【気虚タイプ】
👉 NO → 【血虚タイプ】(めまいの傾向あり)
Q3. ストレスやイライラ、ため息が多いですか?
👉 YES → 【気滞タイプ】
👉 NO → Q4へ
Q4. 腰痛やむくみなどが多いですか?
👉 YES → 【水滞タイプ】
👉 NO → Q5へ
Q5. 頭痛や肩こりが多い?
👉 YES → 【血滞タイプ】
👉 NO → 【水虚タイプ】
よくある不調リスト
体質タイプによってよくある不調は違い、人によっては複数の症状を同時に起こします。
気虚タイプは基本的にエネルギー不足なので休んでも疲れが取れづらく、朝スッキリ起きられなかったり食後に強い眠気に襲われたりします。
血虚タイプは栄養不足なので顔色が青白く、髪が抜けやすかったり目が疲れやすかったりして女性であれば生理不順も起こります。
水虚タイプは水分不足なので肌や唇が乾燥して夜中に喉が渇きやすく、便秘したり関節がこわばりやすかったりします。
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気滞タイプは気の巡りが滞りイライラや気分の落ち込みがあり、胸やお腹が張って苦しかったり喉の詰まりを感じたりします。
血滞タイプは血流が悪いので慢性的に肩こりや頭痛に悩まされており、顔や唇が暗くくすんだり手足がしびれたりし女性であれば生理痛がひどくなります。
水滞タイプはリンパの巡りが滞って夕方にむくみやすく、普段からめまいや耳鳴りがあり雨の日に不調が悪化します。
まとめ
体質とは1つだけとは限りませんし、年齢によっても変化します。
それぞれの状態に起こりやすい不調はあり、さらに同時に起こる不調も存在しています。