金タイプは秋になると体調を崩しやすく、季節の変わり目に咳や喉の不調が出やすいタイプです。
陰金タイプは繊細で真面目な性格が特徴で、落ち着いた印象を与えます。
頑張り過ぎるとエネルギー不足になりやすく、悲観的な性格が表に出て1人でいるのを好みます。
今回はそんな陰金タイプの特徴と、心身を健やかに保つための養生法についてご紹介します。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
陰金タイプの特徴
陰の金タイプは肺が強く誠実で真面目なのが特徴で、与えられたことを淡々とこなす感情の起伏が少ないタイプです。
几帳面で整理整頓するのが好きで、自己主張は少なく協調性が高いのが特徴です。
繊細で傷つきやすい面があり、他人の言葉や態度を深く気にするところがあります。
内向的で大人数よりも少人数や1人の時間を好み、完璧主義の傾向があるのでこだわりの趣味に没頭しがちです。
動き回る体力はありませんが、音楽や絵画など芸術的な趣味は長時間続けても平気なタイプです。
小さな失敗を気にしてしまうので、何度でも納得がいくまでやり続けるタイプになります。
起こりやすい不調
基本的に金タイプは呼吸器系が弱りやすく、陰金タイプは喘息傾向があって慢性的な咳や痰に苦しめられています。
皮膚のトラブルも多く、肌が乾燥しやすくアトピー性皮膚炎や慢性湿疹などにも悩まされます。
エネルギーが不足してくると声が小さくなり、人と話すのも億劫に感じるタイプです。
身体が弱ると不安が強くなり、悲しみを引きずって殻に閉じこもりやすくなります。
基本的に乾燥に弱いタイプなので、秋から冬に体調を崩しやすいのが特徴となります。
体力が少ない訳ではありませんが、何かに熱中してしまうと弱るまで続けてしまうタイプです。
陰金タイプの養生法
基本的に弱りやすいのは呼吸器系で、乾燥などが原因で喘息や気管支炎など慢性的な症状を患いやすくなります。
対処としては身体を温めて潤す食事が必要となり、大根や蓮根、ハチミツ、梨や柿などが大切になります。
食事としては温かいスープや煮込み料理で消化しやすくするのもポイントで、食べ過ぎなども避けた方が無難です。
無理をするとエネルギーが不足するので、無理のない生活リズムを整えるのがポイントです。
基本的に夜更かしは避け、深呼吸やヨガで身体をリラックスさせて呼吸器系を整えるのもポイントです。
また、乾燥した季節は加湿も意識しながら、不安や悲しみをため込まないように普段から気持ちを吐き出す習慣も大切です。
まとめ
陰金タイプは誠実で真面目で繊細なタイプです。
基本的に乾燥が原因で呼吸器系が弱りやすくなります。
身体を温めて潤す食事をしながら生活のリズムを整える事が大切になります。
⇒自分の体質を知ろう!大阪市北区で東洋医学の体質診断が受けられます