不調が繰り返される原因を知っていますか?
「胃もたれしやすい」
「慢性的に肩がこる」
「喉を痛めやすい」
こんな不調は繰り返しやすいのが特徴です。
今回のブログを見れば不調を繰り返す原因と、自分でもできる体質診断の方法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
なぜ不調が繰り返すのか?
人によって起こりやすい不調は違い、何度も繰り返す不調に悩んでいる人は多くいます。
起こりやすい不調は体質によって違い、呼吸器系や消化器系、筋骨格系に皮膚疾患、精神疾患と多様な種類に分かれます。
呼吸器系は遺伝的な問題が多く、慢性的な症状となっている場合も多くあります。
消化器系の不調の原因は睡眠や食事、運動などの生活習慣ですが、精神疾患ではストレなどの原因も大きく影響します。
また、肩こりや腰痛などでは姿勢の問題などが指摘され、皮膚疾患では保湿の重要性などが叫ばれます。
ですが、どの対処法も根本的な解決になる事は稀で、多くの人は一生付き合っていくものだと思っています。
東洋医学から見る体質の秘密
東洋医学ではそれぞれの不調がどんな体質によるものかを重視しており、不調の種類よりもどんな体質から起こっているかを判断します。
多くの人は体質は遺伝によって決まり、その体質は一生変わらないと思っています。
ですが、実は体質とは不変のものではなく、年齢や性別、季節などによっても変化するものと考えています。
そんな体質を説明するのに便利なのが気・血・水の考え方で、気・血・水の滞りや不足が様々な不調の原因になると考えます。
気は若い時の方が多く、加齢に伴い不足したり夏の暑さや冬の寒さでも不足したり滞って頭痛や肩こりの原因となります。
女性であれば血が不足したり滞ったりして精神的に不安定になったり、運動不足な人であれば水の滞りが起こって腰痛や神経痛などの原因になったりします。
身体の状態を知る方法①舌診
今の身体がどんな状態か知る方法は色々とありますが、手っ取り早い方法の一つが舌診です。
鏡の前で舌を出して見れば大まかな状態が分かり、毎日続ける事で自分がなりやすい状態が分かるようになります。
舌は粘膜で覆われ血管が多く通っているので、血流や体内の水分量、体温などの変化を敏感に反映します。
もし舌の色が赤すぎる場合は過剰な熱がこもっており、白っぽい場合は冷えや栄養不足など血の不足が疑われます。
次に舌の形が大きく腫れて歯形がつく場合は水の滞りがあり、薄い場合は水分や栄養の不足が考えられます。
舌についている舌苔(ぜったい)も判断基準の一つで、苔が厚く黄色い場合は胃腸の不調が隠れており量や色によって程度が分かります。
まとめ
繰り返す不調は体質によって左右されます。
体質とは性別や年齢、季節によっても変化していきます。
体質を知る簡単な方法の一つが舌診となります。