身体に合った食べ方は出来ていますか?
「野菜を意識している」
「サラダを多く食べる」
「一年を通して変わらない」
こういった食べ方は身体にプラスばかりとは限りません。
今回のブログを見れば東洋医学が考える正しい食べ方と、季節ごとのお勧めスープが分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
東洋医学の「食べ方」の考え方
東洋医学の食事とは医食同源であり、食材の特性を理解し食べることで薬のように体調を整え病気を予防すると考えています。
逆に食材の特性を理解せずに好きなものだけを食べていれば、体調を崩し病気になりやすくなります。
食材の特性とは五味と五性であり、味や食事する際の温度なども時と場合によって変える必要があるのです。
身土不二 (しんどふじ)という言葉もあり、生まれ育った土地で採れる旬の食材は体質に合いやすいので健康を維持するのに役立つというものです。
そして一物全体食という考え方もあり、食材を皮ごとや丸ごと食べることで食材の恩恵を全て取り込めるという考え方です。
さらに重要視している事が何を食べるかよりも、よく噛んで腹八分目に食べることなどです。
体質別おすすめ食材と避けたい食材
基本的にお勧めの食材は旬で地元で取れた食材なので、避けたいのは旬でない外国産の食材などになります。
また、冷えやすい人は夏でも過度に冷やす食材は避けた方が無難ですし、サラダや生ものなどは身体を冷やすので過度な摂取は禁物です。
体温が高い人でも冷たい物ばかり食べていれば内臓の機能を低下させるので、偏った食事は避けましょう。
基本的にお勧めとなるのは米や豆類、魚類などになり、そこに温かい汁物が加わる和食が基本となります。
避けたいのは脂や砂糖の多いお菓子で、時間のたった揚げ物や甘いお菓子は身体には負担となります。
どんな食材も偏るのはマイナスなので、季節ごとに旬の食材を意識して食べる事が大切になります。
忙しい人でもできる!スープの簡単レシピ
基本は季節ごとに合わせるのが大切なので、季節ごとの野菜を意識すれば煮込むだけのスープで薬膳が作れます。
春が旬の食材には春キャベツや春玉ねぎ、エンドウ豆などがあり、紫蘇やセロリ、ミントなどを添えると効果がアップします。
梅雨や残暑は大豆などの水分代謝を高める豆類がお勧めで、スパイスを効かせたスープカレーがお勧めです。
夏は身体の熱を冷ます作用があるトマトとゴーヤのスープがお勧めで、冷房で冷えている人には生姜や葱もお勧めです。
秋は蓮根や長芋など身体を潤す作用がある食材がよく、クコの実やナツメなども身体の回復を促します。
冬は白菜や大根などを使った鍋のようなスープがよく、豆腐を加える事で寒い冬も元気に乗り越えられます。
まとめ
東洋医学では旬や食べ方を重視しています。
避けたいのは油物や砂糖が多いお菓子などです。
お勧めなのは旬の野菜を使ったスープになります。