冷えや疲れやすさ、気分の落ち込みやすさなどの症状が気になる方は、キラメキ内臓占いでは陰木タイプかもしれません。
陰木タイプはエネルギーや血が不足しやすく、無理をすると心身のバランスを崩しやすい傾向があります。
その一方で、人の気持ちに敏感で優しく、穏やかな魅力を持っているのも陰木タイプの特徴です。
今回のブログを見れば、陰木タイプの体質的な特徴やかかりやすい不調、そして日常で実践できる養生法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
陰木タイプの特徴
東洋医学の木タイプは肝臓が強く、自律神経や感情、血の巡りに大きく影響します。
陰は女性ホルモンの多さを表すので、陰木タイプは肝臓が強く女性ホルモンが多いタイプという事になります。
そのため、柔軟性を持ち穏やかで控えめですが、芯に強さを秘めているタイプになります。
感受性が強く共感力が高いので人に合わせるのが上手ですが、自分を抑え込みすぎてストレスを溜めやすいのが特徴です。
芸術や音楽の才能があり優しい性格で人を癒す存在ですが、決断力に欠ける面が目立ちます。
他人に対して誠実である分だけ、不誠実な人には強い怒りを感じやすいのも特徴になります。
起こりやすい不調
陰木タイプは周りに気を使い過ぎる事で肝血虚が起こりやすく、我慢し過ぎると貧血や月経不順、冷え性などに悩みやすくなります。
自律神経の乱れから寝つきが悪かったり夢が多かったりする不眠になりやすく、慢性的な疲労にも悩まされやすくなります。
肝の機能が低下すると消化器系も弱りやすくなり、食欲不振や胃もたれも起こります。
肝血虚は眼精疲労や視力の低下も起こりやすく、顔色が青白くなり冷えやすいのも特徴です。
陽木タイプとは違って、イライラよりも気分の落ち込みや涙もろさが出やすくなります。
肝血虚が悪化して冷えの症状が強くなると筋肉の痙攣も起こりやすく、余計に睡眠の質も低下するので注意が必要です。
陰木タイプの養生法
陰木タイプは身体の冷えや気分の落ち込みを感じたら、すぐに身体を労わる事が大切です。
まずは身体を温めて血を補うために、ほうれん草や人参、黒豆、なつめ、レバーなどの血を補う食材を食べましょう。
食事をする際には、温かいスープや煮込み料理にする事で冷え対策になります。
身体を温めるために運動をした方がいいですが、ヨガやストレッチなど緩やかな動きで心身のリラックスを目指しましょう。
また、気持ちをリラックスさせるために好きな音楽をかけたり、ラベンダーやカモミールなどのアロマを焚いて自律神経を整える事が大切です。
そうすると夜に眠りやすくなり、睡眠の質が高まる事で睡眠中に肝血がしっかりと蓄えられるようになります。
まとめ
陰木タイプは肝が強く女性ホルモンが多い穏やかだけど芯の強いタイプです。
肝血虚による不調が起こりやすく、目の疲れや冷え、不眠などが起こりやすくなります。
養生法としては血虚を解消する薬膳やリラックスできる時間を作るのが大切です。
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