感情を上手くコントロール出来ていますか?
「急に怒ってしまう」
「不安が強くなる」
「考え過ぎて頭痛がする」
こんな症状は感情が滞ってコントロール出来ていないかもしれません。
今回のブログを見れば、感情が滞った時の症状と東洋医学の対処法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
感情の滞りが身体に与える影響
感情の滞りとは、自分が感じた事をうまく消化したり解放したりできずに心身に留まっている状態を指します。
東洋医学では気の滞りと捉え、気の滞りが起こる事で内臓の機能が低下して不安やイライラを感じやすくなります。
怒りを上手く処理できない時や、喜びを上手く解放できない時も気を滞らせたりして内臓の機能が低下します。
基本的に過剰なストレスや負の感情を抑圧し溜め込むと、心身のエネルギーが滞り身体の痛みを引き起こす事もあります。
また、過労により気が不足している時も、気の巡りを悪くし感情が滞る原因になり頭痛や肩こりも現れます。
気の滞りは感情の起伏を激しくする原因となり、些細なことで強い怒りや悲しみを感じ感情のコントロールが難しくなるのです。
怒・喜・思・憂悲・恐驚が五臓に及ぼす負担
東洋医学では感情を7つに分類し、怒りと喜び、思い悩む、憂い悲しみ、恐れ驚きとしています。
これらの感情は適度であれば問題ありませんが、過度になると対応する内臓を弱らせると考えます。
怒りの感情は過ぎれば肝を弱らせ、喜び過ぎれば心が弱り思い悩みすぎれば脾が弱り倦怠感や食欲不振の原因となります。
同様に過度の憂いと悲しみは肺を弱らせ、恐れと驚きは腎を弱らせ呼吸が浅くなる事もあります。
大切なのは感情を抑える事ではなく、バランスをとって感情を安定させることになります。
東洋医学では心身一如(しんしんいちにょ)という考え方に基づき、精神と身体の健康はお互いを安定させることが重要と考えています。
気持ちをスッキリさせるセルフケア
東洋医学では感情の問題は気の滞りと捉えるので、気を巡らせることが負の感情をデトックスして気持ちをスッキリさせることにつながると考えます。
気を巡らせる習慣でお勧めなのは香りを楽しむ事や入浴となるので、アロマオイルや入浴剤を入れてぬるめのお湯につかるのはお勧めです。
香りは脳の奥を刺激するので、気の滞りによる感情の不安定さを解消するのに役立ちます。
ウォーキングなどの適度な有酸素運動も気の巡りを促すのに効果的なので、運動した後の入浴は効果が倍増します。
他にも声を出す事は気の巡りを高める事につながるので、大声で歌ったり仲のいい人とおしゃべりするのもお勧めです。
大切なのは時間のゆとりを持つ事なので、何をするかに捉われ過ぎずにのんびりと過ごす時間を作るようにしましょう。
まとめ
感情の滞りは気の滞りが原因となります。
気が滞る事で内臓が弱り感情も不安定になるのです。
解消するには入浴しながら好きな香りに包まれたり、声を出す事が効果的です。