冬が苦手だと感じていませんか?
「冷え性だ」
「腰痛が起こる」
「耳鳴りを感じる」
そんな症状は冬の寒さで腎が弱っているかもしれません。
今回のブログを見れば、冬に腎が弱る原因と対処法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
冬の体質ケア
冬は寒さのせいで血圧が上がりやすくなり、高血圧の状態が長く続く事で腎が弱りやすくなります。
腎が弱ると血圧と体温の調節が下手になり、冷えやむくみがきつくなることで腰痛なども現れやすくなります。
東洋医学では腎が弱ると冬でも脱水症が起こりやすくなり、性ホルモンの分泌も減少する事から老化が加速すると考えます。
そのため、冬は身体を温めて白湯などで水分補給をして、血圧を安定させることが大切になります。
冬は寒さのせいで呼吸も浅くなりがちなので、意識的に運動をして呼吸を深くする必要があります。
また、入浴で身体を温める習慣や、早く寝て他の季節よりも長めに睡眠時間を確保する事も大切です。
血滞の薬膳
血滞とは血行不良の状態で水分不足で起こる場合や、冷えや高血糖などで起こる場合も含んでいます。
血滞は主に痛みを起こし、頭痛や肩の痛みに加えて女性の生理痛などの原因にもなります。
また、顔のクスミやシミの原因とも考えられており、唇なども暗赤色になるなど色味が悪くなるのは血滞が原因です。
薬膳から見ると血流を高める作用のある食材は、納豆やサンマ、酢、ウコンなどが代表的です。
他にも血栓を防ぐ玉ねぎや体温を上げる生姜、いい脂質を含む青魚などは血滞の解消に役立ちます。
基本的に生姜などのスパイスを使った魚介類のメニューは血滞の解消に役立つのでお勧めです。
スマホ疲れのツボケア
最近ではスマホ疲れが顕著になっており、さらにスマホの使い過ぎで運動不足も深刻です。
冬は特に運動不足に加えて冷える事で腎が弱りやすくなり、すると目の潤いが減る事でさらにスマホ疲れは深刻化します。
目を使い過ぎる事は肝の疲労を招き、東洋医学ではスマホ疲れが肝と腎を弱らせ冷えやすい身体になると考えます。
眼の使い過ぎにお勧めなのは風池(ふうち)というツボで、首のつけ根中央よりも少し外の両側にあります。
首の付け根の筋肉を緩めて血流を高める事で、頭痛や目の疲れを和らげ肝と腎の回復にもつながります。
ここをジワーっと5秒ほど刺激したり、蒸しタオルで温める事でスマホによる目の疲れが和らぎます。
まとめ
冬の寒さは高血圧を招き腎を弱らせます。
血滞を解消するにはスパイスや青魚が有効です。
スマホ疲れにお勧めのツボは風池となります。