加齢によって現れるサインに気づいていますか?
「指が痛む」
「だんだん変形してきた」
「膝が痛みやすくなった」
こんな症状は加齢に伴う身体からのサインです。
今回のブログを見れば関節痛が起こる原因と、解消のための朝の体操が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
東洋医学でみる関節痛の根本原因とは?
関節痛の根本的な原因は血滞にあり、冷えなどが原因で血流が滞る事で強い痛みが生じます。
特に指先が冷えやすい人は代謝が低く元から血流が悪い傾向にあるので、加齢に伴い指などが痛みやすくなります。
また、老廃物が溜まって血管を圧迫する場合もあり、物理的に血管が圧迫される事で痛みが生じます。
老廃物が溜まりやすい人は下半身が元からむくみやすく、加齢に伴い筋力が減少すると膝痛などが悪化する傾向にあります。
また、若くても睡眠不足や過労が続いている人は老廃物が溜まりやすく、若い時から関節痛に悩まされる傾向にあります。
つまり関節痛とは身体の巡りが悪い事で血滞が起こっているので、血滞を起こしている原因を取り除くことが大切になるのです。
指・膝・股関節など部位別の痛みの意味
指や膝、股関節の痛みの原因は主に血滞ですが、血滞を起こしている原因は違います。
特に指の場合は冷えている人が多く、背骨や肩関節の動きが悪い事で血流が悪い傾向にあり指がむくむと変形する事もあります。
対して、膝や股関節の血滞は老廃物の蓄積がきっかけとなり、普段から浮腫みやすい人に起こり変形の原因となります。
冷えている人は運動不足などで代謝が低い傾向にあるので、普段から身体を動かしたり入浴などで温める事が必要になります。
対して、老廃物が蓄積している人は普段から白湯などで水分を多めにとって、どんどん尿から老廃物を排泄する事が大切です。
基本的に股関節が痛む前に膝や背骨の動きが悪くなっている事が多く、股関節が先に痛むという事は少ないと言えます。
朝の関節ほぐしストレッチで一日の可動域を広げる
関節痛を根本的に解消しようと思えば、身体が最も冷えて浮腫んでいる朝の過ごし方が重要になります。
動き出す前に布団の中でまずは股関節に刺激を入れて、体温と水分代謝を高めて血滞を解消しましょう。
やり方)
- 仰向けの状態で膝を抱える
- 膝で10回ほど円を描くように回す
- 左右ともに行う
この体操を事前にやっておく事で股関節から背骨にかけて血流を高める事が出来ます。
血流が高まれば身体は温まり、水分代謝も高まって朝のうちに老廃物を排泄しやすくなります。
体操の後は白湯などを飲んで、排尿を促す事で関節痛は起こりにくくなるのです。
まとめ
加齢に伴い指痛が起こるのは血滞が原因です。
血滞は指なら冷えが原因で、膝や股関節は老廃物の蓄積が原因となります。
解消のためには起きる前に股関節の体操をする事から始めましょう。