陽土タイプとは、肥沃な大地のように周りの人を包み込み安心感を与える存在です。
困っている人がいれば放っておけず、面倒見がよく優しさと責任感を持っています。
安定志向で実務が得意、物事をコツコツ積み上げ人やチームの基盤をしっかり支えるので信頼も厚くなります。
ただ頑張り過ぎて抱え込みすぎると、ストレス過多で心身が重だるくなってしまいます。
この記事では、そんな陽土タイプの魅力や持ち味、そして自分らしい安定感を保つためのヒントをご紹介します。
陽土タイプの特徴
陽土タイプは体温や血圧は平均的で性ホルモンのバランスもよく、精神的に安定しており現実的な思考の持ち主です。
消化器系を表す脾が元気な時はおおらかですが、脾が弱ると集中力が落ちて心配性になります。
基本的には周りをよく見てサポートするように動き、脾の特性である安定感が発揮され周りの人が動きやすい環境を作ります。
面倒見がいいので信頼されやすく、信頼された分だけ応えようと頑張るタイプです。
他のタイプの特性を少しずつ持っているので、どのタイプにもそれなりに共感を示せるのが特徴となります。
ただし、問題が多すぎる時には容量を超えて頑張った結果として無気力に陥る場合もあります。
起こりやすい不調
陽土タイプによくある不調としては、過労による胃腸不調や食欲不振など消化器系の異常になります。
消化不良が原因で下痢や便秘になりやすく、水分代謝が悪くなることで身体がむくみ強い倦怠感に襲われます。
むくみからめまいを起こす事もあり、腰痛や下半身の重だるさも現れやすくなります。
自分の事よりも他人の事を優先する癖があるので、自分の体調不良に鈍感で症状を悪化させる傾向にあります。
食べれば元気になると思っているタイプなので、食べ過ぎて余計に胃腸を弱らせる傾向にあります。
胃腸が弱る事で余計に水分代謝が悪化して、むくみが強くなった分だけ疲れやすくなるので注意が必要です。
陽土タイプの養生法
陽土タイプが元気になるには食べ過ぎを避けて、3食を腹八分目で食べる事です。
食べ過ぎが不調の原因になる事が多いですが、極端に食事量を減らすよりは栄養のバランスを整えて穀類なども含めて腹八分目で食べた方が回復します。
消化によい食事を心がけて、砂糖を含む甘い物は減らして野菜をきちんと食べましょう。
また、軽い運動も大切で、同じ姿勢を長く続けていると水分代謝が悪くなるのでこまめに身体を動かしましょう。
普段から人の世話をし過ぎて疲れるタイプなので、きちんと1人の時間を確保する事も大切です。
考え過ぎるよりもウォーキングなどの軽めの運動をする事で、思い悩む時間を減らす事も陽土タイプには必要です。
まとめ
陽土タイプは元気なら精神的に安定しているタイプです。
頑張り過ぎると消化器系の不調が現れます。
元気になるためには栄養バランスのいい食事を心がけて適度に身体を動かす事です。
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