夏から残暑に応じた自律神経の整え方

夏の疲れが出てきていませんか?

「足の浮腫みが強い」

「食欲がない」

「だるさが強い」

こんな症状は暑さで自律神経が乱れています。

今回のブログを見れば残暑の特徴と、暑さで乱れた自律神経を整える薬膳が分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

季節に応じた整え方

暦の上では7月7日の小暑から8月7日の立秋までが暑中となり、2025年なら8月7日の立秋から9月23日の秋分までが残暑になります。

夏の不調は主に強烈な暑さによる熱中症や脱水症が原因となりますが、残暑になると気温の上下や湿度の高さから自律神経の乱れが顕著になります

残暑の時期は台風などの影響で気温は下がりますが、湿度が上昇するため体感温度は暑く感じダルさやめまいを感じやすくなります。

台風が来るたびに気温は下がりますが日中は暑く、朝晩の気温差が徐々に大きくなって頭痛も出やすいのが特徴となります。

この時期はクーラーの設定温度が大切で、外気温が35℃を下回る様なら外との気温差は5℃くらいにするのが理想です

夏の疲れから消化不良も起こしやすいので消化しやすい食事を心がけ、こまめな水分補給が大切になります。

五臓と感情のつながりを意識する

東洋医学では残暑の時期は脾(消化器系)が弱りやすく、身体に余分な水分が溜まりやすくなる時期とされます。

内臓の弱りは感情にも影響を与え、脾が弱るとクヨクヨと思い悩むことが多くなり自律神経が乱れているサインになります

湿度が高い状態だと汗をかきづらくなるので、適度な運動をして汗を流さないと脾が弱ります。

サウナなどで大量の汗をかくのは過度に体力を消耗するので、軽めの運動などがお勧めとなります

運動をすれば気分はスッキリしやすいのは、身体の中に溜まった老廃物が排泄されるからなのです。

ただし、夏の疲れも残る時期なので、心身ともに疲れを感じたら早めに休むこともポイントになります。

血を養う食事

残暑の時期は脾が弱っているので気を補うのが基本ですが、血を補うのも自律神経を整える上で有効です。

脾が弱ると倦怠感やむくみが強くなり、消化不良から軟便や口内炎などの不調が現れやすくなります。

この時期には体内の熱を冷ましつつ、潤いを補い消化しやすい食材が大切になります。

熱を冷ますのに効果的なキュウリと疲労回復に効果のあるタコの酢の物は、食欲が落ちている人にお勧めのレシピになります。

また、サムゲタンのように鶏肉ともち米、人参やナツメ、クルミ、栗などを使ったレシピは気血を同時に補ってくれます

夏から残暑にかけて水分代謝を高めてくれるのがトウモロコシを使ったレシピで、炊き込みご飯やスープにしていただくと自律神経を整えるのにも役立ちます。

まとめ

残暑は自律神経が乱れやすい季節です。

自律神経が乱れると脾が弱りクヨクヨと悩みやすくなります。

解消のお勧めなのはキュウリとタコの酢の物や参鶏湯、コーンご飯などになります。

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祝日はお休みです。

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