身体の水分不足に気が付いていますか?
「頭が火照りやすい」
「耳鳴りを感じる」
「あまり水分を摂らない」
こんな人は水虚体質かもしれません。
今回のブログを見れば、水虚体質を変える過ごし方と薬膳が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
水虚体質の養生法
水虚とは東洋医学における体質の一つで、筋肉量が少ないために体内の水分や潤いが不足している状態を指します。
身体の水分量が少ないために普段から火照ってのぼせやすいのが特徴で、水分補給が少ないと便秘をして寝汗が増える傾向にあります。
基本的に体温と血圧が低い人が多いので、喉の渇きを感じにくいので意識して水分補給をする事が大切です。
また、血圧が低い原因に塩分不足もあるので、水虚体質の人は適度な塩分補給も必要になります。
そして普段から身体を温めて体温を保持し、体温を下げないために温かい物を飲む習慣も大切です。
身体を動かす習慣も大切で、普段から昼間は家でじっとせずに外出して運動する事が理想です。
水虚の薬膳
水虚体質の薬膳は身体を潤す事が必要ですが、水分不足で火照っている時は熱を冷ます食材も必要になります。
水分不足で身体に熱がこもっている時は、血圧も上がりイライラしやすく集中力も低下します。
まずは身体を潤すために梨やオレンジ、ブドウなどの果物がお勧めで、果物は身体を潤して身体の熱を冷ましてくれます。
対して、身体が冷えて水分不足の状態なら豚肉や卵、山芋などがお勧めとなります。
ポイントは身体の寒熱で、どちらでも水分不足の状態になり耳鳴りやめまいの原因となります。
基本的に身体を潤すのは油となるので身体が熱い人はサラダにオリーブオイルをかけて、身体が冷えている人は炒め物などがお勧めとなります。
水虚を解消する昼の過ごし方
水虚体質の人は昼間に水分を補給する事を意識するのが基本で、適度な運動をして身体の巡りを高めておくことも大切です。
身体の巡りを高めておかないと水分を摂りづらく感じるので、昼間はウォーキングや階段の昇り降りが大切になります。
また、お茶をする習慣もお勧めで、体温が低い人でも温かい飲み物はとりやすいのでティータイムの時間を作りましょう。
水虚体質には寒がりと暑がりに分かれますが、どちらの場合もこまめな水分補給は大切です。
基本は温かい飲み物がお勧めですが、過度に汗をかく場合には冷たい飲み物をゆっくりと飲むと汗は止まりやすくなります。
また、暑い時期は100%のオレンジやブドウのジュースもお勧めで、暑い時期は少し冷やして飲むのがお勧めとなります。
まとめ
水虚は水分不足の状態で寒熱の両方のタイプがいます。
解消のためには100%の果物ジュースがお勧めで、こまめに摂りましょう。
昼は適度に身体を動かしてから水分を補給する事が大切です。